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2006年03月13日

府労委闘争 ついに塚本邦彦理事長の証人喚問が決定

■ 大阪私大教連
 ∟●「私大教連おおさか」2006年2月20日(No.28)より転載

 突然、5名の組合員が本人の同意を一切取ることなく専門外の分野への配転が通告されてから3年が経過します。
 組合では大阪私学教職員組合と連携して、これら不当労働行為の事実関係を調査した後、2003年9月17日に大阪府地方労働委員会(現・大阪府労働委員会)へ不当労働行為救済申立をしました。その後、救済申立の平成15年(不)第66号塚本学院事件については7回の調査と、10回の証人尋問が行なわれてきました。
 本年1月25日に府労委で行なわれた第8回の調査で公益委員から塚本邦彦理事長(60)を証人として喚問する決定がなされました。学院顧問弁護士は理事長の証人喚問は不必要とした書面が年末に提出していると反対意見を述べましたが、公益委員は「労働委員会として証拠決定させていただきます」(証人として採用しますよと言う意味)と発言がなされ、尋問は来る4月25日午後1時から行なう事が決定ました。
 その労働委員会での調停中にかかわらず、またもや理事会は大阪芸大と同短期大学部(大阪学舎)で、組合掲示板計2ケ所を、労働協約を無視して一方的に人目につきにくいところに移動(隔離)させる行為を行ないました。ことの起こりは、組合掲示板が設置してある場所の両方とも、耐震工事や障害者のための設備工事、そして教室の増加等を理由として改善工事を行いたいということでした。組合執行部では、工事後また同じ場所に掲示板を戻すことや、あるいは他の場所で掲示板を設置することなど話し合いを行ってきました。しかし、理事会は掲示板を勝手に移動したまま、組合との話し合いを持たず、団体交渉を拒否しているのが現状です。
 耐震工事や障害者のためという、一見学生を大事にし、法令遵守するようなそぶりで組合掲示板を人目につきにくいところに移動させるという、非常に悪質な方法でした。組合は本件に関しても、幾度の団体交渉を要求しましたが、理事会は団体交渉を拒否し続けているため、先に救済を求めた不当配転・昇格差別事件とは別に新たな掲示板に関する不当労働行為救済申立を今年に入り、大阪府労働委員会へ提出することにしました。
 組合執行部を勝手に配置転換させ、今度は組合掲示板を閉じた場所に移動させ人目から遠ざけるという、組合活動を封じ込める理事会の暴挙は絶対許すことはできません。
どうか今後も大阪芸大教職員組合の闘いに支援をよろしくお願い致します。

投稿者 管理者 : 2006年03月13日 00:01

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