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2006年03月23日

『大学改革の社会学』

http://www.yomiuri.co.jp/book/review/20060320bk0b.htm

……
 ここで著者は、重要な注意を促す。アメリカの大学は単なる企業体モデルに終わるものではない。知の合理化をもとめる「知の企業体」でもあり、他方では大学人が必死に「知の共同体」を守り、育ててきたことを忘れてはならないという。単なる企業体モデルではなかったからこそアメリカの大学が研究と教育で大きな成果をあげてきたのである。ひるがえって現在の日本の大学改革をみれば、企業体化した大学改革が進む一方で、知の共同体はおろか、知の企業体化ですらもあやうい。大学改革の時代は後になって空騒ぎの失われた時代とされかねない。……

投稿者 管理者 : 2006年03月23日 00:00

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