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2006年05月11日

新潟大学長選考会議選考無効確認等請求事件、第2回口頭弁論記録

■「意見広告の会」ニュース341より

学長選考会議選考無効確認等請求事件・第2回口頭弁論記録

2006年4月24日 山下威士

1 新潟地方裁判所 民事部 訴訟番号 平成18年(ワ)第32号・無効確認訴訟
2 第2回口頭弁論 2006年4月24日(月) 11時―11時15分、第1法廷開廷
3 担当  外山勝浩・裁判官(単独)
4 原告  5名出席
5 原告側訴訟代理人 川村正敏・弁護士
6 被告 新潟大学
7 被告側訴訟代理人 桜井英喜・弁護士
           小田将之・弁護士(新潟青山法律事務所)
8 傍聴人  第1号法廷 55人収容 40名前後
9 公判状況

(1) 定刻開始直後に、山下(本来は、関根先生にお願いする予定であったが、公務のため、私が行う。)より、原告を代表して、第一準備書面の主旨について陳述を行う。5分。中心は、原告適格と訴えの利益の存在することを、鈴木先生の辞退の取り扱いをめぐっての重大な違法行為の存在したことと絡めて述べたもの。陳述書は、なし。
(2) 裁判官より、訴えの利益についての法上の根拠を示せということが求められた。これについては、国立大学法人法と学長選考規則以外には、ないと思われ、既に示してあると思われるが、次回までに応答することになる。
(3) 裁判長より、今回の請求のように、無効確認で、本件紛争の最終的解決になるものか、なぜ、任命行為の取り消しを求めないのかという質問があった。これについても、既に示していることであり、不要と思われるが、次回までに確認することとなる。
(4) 日程調整のうえ、裁判官より、次回公判の論点整理。閉廷。

10 次回公判 5月22日(月)11時30分 第1法廷
  審議事項  求釈明1にかかわる、原告適格性、訴えの利益の存否 
  原告答弁書の提出期限 5月15日
   
11 感想
(1) 月曜日の午前というために、多くの教員や学生が、授業に該当し、諦めていたわりには、多くの支援者にきていただき、傍聴席も、ほぼ埋まり、まことに心強いことであった。
(2) 流石に、今回は、原告適格と訴えの利益論という専門的議論であり、私の出番はないと思っていましたが、当日の朝、川村先生より、提出した第一準備書面の大切なところについて読み上げてくださいといわれ、張り切りました。とはいえ、昨日まで4日間、扁桃腺を腫らして寝込んでいましたので、実に聞き苦しい声でありました。そういうわけで、原稿も、直前に、作成したものですので、考えの足りないところ、ことばの足りないところもあったかと思いますが、逆にその分、本来自分の言いたいことを直截に申し上げることができたかとも思います。添付の第一準備書面の「5」の部分を中心に、大学内の不正を正すのは、まずは、学生諸君に対して教育責任を有する私ども教職員の義務だと申し上げました。
(3) 滋賀医科大学事件を担当の弁護士先生と連絡ができました。今後は、共闘体制を組んで、ともに頑張りたいと思っています。

以上


投稿者 管理者 : 2006年05月11日 00:01

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