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2006年06月09日

韓国、非正規労働者保護法が成立へ

 雇用期限付きの契約社員など非正規労働者が急増する韓国において,2003年10月ある非正規労働者による抗議の焼身自殺を端緒に大きな社会問題に発展し、非正規労働者保護法案が作られた。これが今6月の国会で成立する見通しのようだ。

 非正規労働者保護法案は,「期間制(期間の定めのある雇用契約を結ぶ)及び短時間(パートタイム)労働者保護等に関する法案」と「派遣労働者保護等に関する法律改正案」からなる。

 これらの法案の簡単な経緯と内容(修正前の昨年秋段階)は,「日本労働研究・研修機構」海外労働情報を参照のこと。

 前者に関する今回の修正法案については,毎日エコノミスト(通巻3831号)によれば,具体的には,(1)差別禁止規定とその是正措置(期間労働者・短時間労働者について、合理的な理由のない差別処遇を禁止,労働委員会を通じた是正手続きを規定)。(2)期間労働者の使用期間を2年以内に制限。2年を超えて使用する場合、正当な理由のない雇用関係の終了を禁止。(3)短時間労働者の超過労働を週12時間までに規制し、これを超えた場合の拒否権を認める、など。

投稿者 管理者 : 2006年06月09日 00:25

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