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2006年07月10日

九州大学教職員組合、教員の任期制について(要求書)

九州大学教職員組合
 ∟●教員の任期制について(要求書)

九州大学総長 梶 山 千 里 殿

九州大学教職員組合執行委員長
高 木 彰 彦(公印省略)

教員の任期制について(要求書)

 平成19年4月から学校教育法の改正に伴い、教員が教授、準教授、講師、助教及び助手となります。これらの新たな職への変更、殊に助手の助教への変更にあたっては、学校教育法の趣旨に従い、その者の教育研究の能力・資質が助教の職として相応しいか否かを基準に公平に且つ適切な選考が行われなければなりません。

 ところが貴職は、公平・適切に選考すべきところを、任期制促進の意図を持って「任期制への同意」を助教選考の前提条件とすることを検討しています。このことがまかり通れば、任期制が導入されている部局の助手にあっては、①再任制限のついた助教か、②新助手になるのかの2つのうちいずれかに進む以外にありません。第三の道の③任期が付いていない助教に選考されることは一方的に閉ざされています。このことは、①に進めば、現在の任期制は、数理・医学研究院を除いて殆どが再任制限のないものであり、現に任期制に同意している助手にとっては、再任制限付き任期制への労働契約の不利益変更であります。また、任期制に同意していない助手にとっては、任期を付されること自体が不利益変更となります。②に進めば、授業・研究の補助業務を職務とする者となり、これもまた現在の助手の職務の位置付けからの後退となります。いずれにしても現在の労働契約の一方的不利益変更となり、法的にも信義則からも許されないことです。

 私たちは、任期制の一方的促進が助手の雇用を不安定にするにとどまらず、本学の教育研究の将来を左右する問題として、全学教職員、殊に不利益をこうむることになる助手への十分な説明と合意により進めることを求め、並びに本組合との団体交渉により決すべきものとして、下記の要求について団体交渉を申し入れるものです。

……以下,略。


投稿者 管理者 : 2006年07月10日 00:01

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