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2006年08月31日

東和大教組、福岡県労働委に争議あっせん申請 学園側は解雇予告

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/edu/wadai/archive/news/2006/08/20060826ddp041040020000c.html

 来年度の学生募集停止を決めた福岡市南区の東和大などを運営する学校法人・福田学園が団体交渉に応じないとして、東和大教職員組合(齋藤輝二委員長、37人)が労働関係調整法に基づき、福岡県労働委員会に労働争議のあっせんを申請していたことが分かった。教員に夏期賞与は支払われておらず、学園側は25日から教員への解雇予告を始めた。
 同教組は教職員の雇用を守るなどの目的で3月に結成され、大学教職員65人の57%が加入している(7月12日現在)。
 関係者によると、学園理事会は今春、工学部の募集停止を視野に文系学部などの設置について検討を始めた。実施されると一部教員が離職に追い込まれかねないため、教組は3月下旬以降、再三、福田庸之助理事長あてに雇用や賃金、再編問題などを議題に団体交渉を申し入れていた。しかし、福田理事長が応じないため、7月中旬、労働争議のあっせんを申請した。
 今月23日団交が開かれたが、福田理事長は欠席。理事会幹部が募集停止や夏期賞与の不払いを簡単に報告した。
 一方、学園側は25日、東和大の教授や講師ら4人に解雇予告を通知した。担当講義がないことや職務怠慢などを理由にしており余剰人員と位置づけた。うち1人は地位保全の仮処分申請など法的措置を取る構え。前副学長(現教授)も含まれており、再編を巡り学園と教授会が対立を深めていた6月、自ら辞任したため学園側は「職務放棄」と判断した。
 労働基準法は、使用者が労働者を解雇する場合、少なくとも解雇の30日前に予告するよう定めている。

[同ニュース]
4教員に解雇予告 東和大
東和大、存続の瀬戸際

投稿者 管理者 : 2006年08月31日 00:01

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