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2006年11月22日

憲法違反の横浜市立大学改革、「学問の自由」の破壊

学問の自由と大学の自治の危機問題
 ∟●学問の自由、『憲法』(第三版) 芦部信喜(岩波書店、2002年)より抜粋(2006.11.20)

学問の自由、『憲法』(第三版) 芦部信喜(岩波書店、2002年)より抜粋(2006.11.20)

 中田市長および配下の横浜市官僚が強権的におしすすめた《大学“敵視”政策》により、横浜市立大学では、数学や語学などの基礎的学問が強引に廃止もしくは大幅に縮小させられた。また、教授会を実質的に消滅させて人事権を教員から剥奪したうえに、“全員任期制”を強要して教員の身分を不安定な状態に追い込んだ。このような「学問の自由と大学の自治」に対する行政権力による蹂躙が制度化・常態化した現状では、もはや、横浜市立大学を普通の“大学”と呼ぶわけにはいかないだろう。しかも、嫌気がさした教員が大量流出した結果、教育・研究環境が急速に劣化したにもかかわらず、学費を値上げしてさらなる負担を学生に強いるのだという。

 以下に、『芦部憲法』から「学問の自由」についての解説箇所を抜粋し、横浜市の《大学“敵視”政策》の違法性・無法性を再確認しておく。

学問の自由、 『憲法』(第三版) 芦部信喜(岩波書店、2002年)より抜粋(2006.11.20)
学問の自由(第八章 精神的自由権(一)――内心の自由 三)

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投稿者 管理者 : 2006年11月22日 00:01

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