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2007年03月14日

立命館の波紋 どうなる市岐阜商 既存校の移管・合併が前提

8■中日新聞(2007/03/11)

立命館の波紋 どうなる市岐阜商 立命館 副総長に聞く

 【岐阜県】岐阜市に対し、市立岐阜商業高の移管を提案してきた学校法人立命館(京都市)。進出計画の狙いはどこにあるのか、今後どのように交渉を進めようとしているのかを、本郷真紹副総長に聞いた。
 -移管による付属校開校を進める中で、進出先に岐阜を選んだ理由は。
 「幼いころから立命館の風土で育ち、大学で中核的な役割を果たす人材を育てたい。具体的には、立命館大の入学者の二割を付属高出身者で占めたい。現状は12%。(二年後に移管後の一期生が卒業する)立命館守山を含めても15%で、さらに二、三校が必要だ」
 「(新たな開設先は)中部地方、大阪南部、福岡周辺での展開が望ましい。岐阜は名古屋から電車で二十分弱。地理的な条件がよい」
 -市岐阜商の移管以外の選択肢は。
 「付属高も財政自立が基本。一学年約四百人の生徒が必要となる。少子化の中で学校を新設すれば、その方が影響が大きい。私立、公立を問わず、既存校の移管・合併しかありえない」
 -移管は土地、建物の譲渡を意味するのか。
 「無償譲渡がやりやすいが、無償貸与など、いくつかの案が考えられる」
 -中学を併設する計画もあるが、校地が不足しないか。
 「今の市岐阜商のキャンパスだけでは、特色ある独自の教育は難しい。運動場や付属施設をどこに設けるか、岐阜市とともに解決していきたい」
 -生徒の進路は。
 「卒業生は、一定の成績以上なら、全員が立命館大、立命館アジア太平洋大に進学できることになる」
 -市岐阜商は伝統があり、移管への反対は強い。
 「校友の意見を聞き、良き伝統を真摯(しんし)に引き継ぎたい。例えば、野球部は甲子園で優勝争いに加わるようなクラブに位置付ける、などが考えられる」
 -交渉の期限は。
 「一定の期間内で進めざるをえない。五年も十年も、貴重な時間と人材を割くことはできない」


投稿者 管理者 : 2007年03月14日 00:08

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