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2007年03月19日

国際教養大の退職教員、五百万円の慰謝料要求

http://www13.plala.or.jp/news21/shimen/0316_top.html

 国際教養大学の教員たちの中で任期3年を迎え、更新されずに3月31日限りで解雇通知を受けた教授十人が連合秋田のコミュニティユニオンに入り、大学側に対して12日「約束違反だ」として抗議し、慰謝料1人500万円の支給を要求した。連合秋田は大学側がこれを拒否した場合、直ちに県労働委に対して「幹施」申し入れの手続きを取ることにしている。同大が、昨年10、11月に、任期満了を迎える教員27人も含めて新規採用の募集をしたが、応募した現役組(20人)の合格者はたった4人だった。しかし不合格となった教員の多くは「3年前に採用する時、中嶋峯雄学長から『更新は評価によって何回でも可能』という説明があったから来た。解雇は約束違反だ」と抗議していた。学内の紛争を巡り全国組織である連合が動いたとなれば、全国の大学関係者に及ぼす影響は大きく、大学のイメージダウンにもつながるものとして、大学側の対応が注目される。……

際教養大教員10人 雇用打ち切りで学長に賠償請求

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/03/20070316t43021.htm

 秋田市の公立大学法人国際教養大の教員10人が、大学側が新年度以降の雇用を更新しなかったことを不服として、連合加盟の秋田コミュニティ・ユニオンを通じ、中嶋嶺雄学長にそれぞれ500万円の損害賠償を求めていることが15日、分かった。同ユニオンは回答によっては県労働委員会に仲介申請する。
 同ユニオンなどによると、10人は助教授や講師で、外国人も含まれる。雇用期間は同大が開学した2004年4月1日から07年3月31日まで3年間。契約では「双方の合意に基づき再契約できる」となっていた。

 中嶋学長は昨年7月、任期切れとなる教員27人に雇用契約の打ち切りを通告。引き続き勤務を望む場合は一般と同様に応募するよう求めた。うち15人が応募、4人が合格し、11人が不合格となった。

 同ユニオンは、大学側が契約時、教員に「評価が良ければ何回でも更新できる」と話すなど、「雇用継続を期待させた」と主張。労働基準法の有期労働契約の基準や判例から、「期待権」を侵害しており、決定は無効だとしている。ただ、新教員の採用が決まっていることから、和解を申し入れた。

 同大事務局は「最初から3年間の契約で、原則として更新はしない。評価はあくまで更新する際の参考で、必ずしもリンクしない。要求に対し学内で考え方を整理し、回答したい」としている。

 任期切れとなった教員のうち11人は大学側の要請で契約が更新された。事務局は「教育の継続性や08年の専門職大学院開学で、残ってもらわらないと困る人たちだ」と説明した。


投稿者 管理者 : 2007年03月19日 00:08

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