個別エントリー別

« 家計における教育費負担の実態調査、富山県 | メイン | 東北大医学部、会議費使って接待 6年間で760万円 »

2004年02月03日

沖縄県、沖縄科学技術大学院大学の設立に向け、研究都市形成構想

琉球新報(2/2)

 県は、沖縄科学技術大学院大学の設立に向け、世界最高水準の研究機関にふさわしい周辺環境や街づくりなど“沖縄版地域集積”の在り方を調査する検討会を設立し、2月中に初会合を開く。「沖縄科学技術都市形成に関する検討会」で、産業立地や地域集積などに関する学術研究者や専門家ら5人で構成。国内外の科学技術による地域振興の動向なども踏まえ、大学院大学を核とする知的クラスター(集団)構築に向けた研究都市形成構想を本年度中に策定する。

 県は、「世界中から優秀な研究者を沖縄に引きつけるため、研究環境の充実はもとより、安心して快適に暮らせる居住環境の整備、産学連携による研究都市整備が重要だ」(科学・学術振興室)としている。
 検討会では、国内外の先進事例の動向を調査、分析、評価するとともに、県内の科学技術活動の現状や課題を整理し、産学連携や新産業創出機能を備えた研究都市整備の具体的指針となる形成構想を取りまとめる。
 同構想では、国際競争力を備えた沖縄型地域集積の基本理念を提示した上で、知的集積や人材育成、交流促進などの仕組みを提起する。
 さらに、産業集積に向けた産学連携や新産業創出の仕組み、快適な居住環境や都市機能の創造に向け、行政や民間サイドの役割分担も含めた社会・生活基盤整備の在り方も提案する。
 行政施策についても必要な支援制度をはじめ、政府の構造改革特区の活用方策なども検討する方向だ。
 県は、編成作業を行っている2004年度予算案で大学院大学設置推進事業費約4700万円を計上。
 本年度に策定する同構想を踏まえ、実際に具体化を図っていく手順となる整備計画を策定する方針だ。

投稿者 管理者 : 2004年02月03日 01:39

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://university.main.jp/cgi/mt/mt-tb.cgi/334

コメント