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2004年06月05日

土佐女子短大廃学 「責任持ち送り出す」 学長が学生に説明会

高知新聞夕刊(6/03)より

 理事会の学生募集停止決定で二年後に廃学となる土佐女子短期大学(高知市大津乙)で三日、大野煕(ひろし)学長から学生への説明会(非公開)が開かれた。この中で大野学長は「責任を持って送り出す」と確約、学生に理解を求めた。
 説明会は一限目の授業時間を利用して開かれ、学生ら約百五十人が出席した。
 会終了後の大野学長や学生らの話によると、大野学長が学生募集停止に至った短大の経営事情を交え、「いますぐ短大がなくなるのではない。来春採用の就職活動の滑り出しも順調。授業をしっかり行い、本学の特徴である就職への強みを発揮できるよう責任を持って指導に当たる」と説明したという。
 学生からは「もし単位が取れなかったら?」「教官が辞めてしまったらどうなるのか」などの質問が出され、学長は「そうならないよう努力してもらうし、われわれも頑張る」「必ず補充して対応する」と答え、混乱はなかったという。
 秘書科一年の学生は「やっぱり就職が心配だが大学の対応を信用するしかない。質問できなかった点などは学友会(学生組織)が文書にまとめて、提出してくれるようです」と話していた。
 理事会は今月中旬にも文部科学省に学生募集停止を報告する予定。

投稿者 管理者 : 2004年06月05日 00:05

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