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2004年07月10日

富士大学不当解雇事件、「川島さんを支援する会」ニュース31号(7月8日)

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「川島さんを支援する会」メール・ニュース31号 04年7月8日
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 前回のメールニュース(03年11月4日)は、ついに本訴がはじまったことをお知らせしました。もっと頻繁に事態の推移をお知らせしなければならないにもかかわらず、ご報告が遅れました。申し訳ありません。

┏━ 本号の記事 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃○ 本訴の経過と第4回口頭弁論
┃○ 富士見ネットから
┃     −お願いもあります。ご一読のほどを。−
┃○ 会員のみなさまへお願い
┃     −富士大裁判への一層のご協力を−
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○ 本訴の経過と第4回口頭弁論
 川島さんが盛岡地裁に、解雇無効等の訴状を提出したのは2003年9月1日。これ以降、次のような口頭弁論が地裁で行われました。
2003年10月31日 第1回口頭弁論
2004年 1月23日 第2回口頭弁論
2004年 4月23日 第3回口頭弁論
2004年 7月 2日 第4回口頭弁論
 逐一ご報告しなくて、すみません。以下に、第4回口頭弁論の概要をご報告します。なお、このご報告は、あくまでも傍聴した本メール・ニュースの発行人である菅野の目に映ったものです。
▽ はじめに裁判長から、この間に裁判所に提出された原告・被告双方の準備書面の確認が行われました。今回提出された準備書面は、原告側から、被告富士大理事長による1999年から始まる教育研究に対する権利侵害の過程、原告が担当・分掌してきた科目・校務、また原告の主張に対する反論などについてです。
 被告側の準備書面は、これまでに原告が提出した主張への再反論と2001年の経済史の講義内容・方法に対する非難でした。
▽ ところでこうした裁判では、被告側は川島さんを解雇した理由を残るところなく掲げた書面を、早急に出さなくてはならないはずです。ところが富士大側はそうした書面を、まだ提出していないようです。過去二度にわたる仮処分で、富士大側の主張は悉く斥けられており、もはや解雇理由を挙げかねている、というのが富士大の本音ではないでしょうか。
 川島さん側の弁護士さんが「解雇から2年以上も経過しているので、主張できないはずはない。具体的事実を明らかにするように求める」と発言したのが印象的でした。富士大には少しでも裁判を引き延ばす戦術しかないようです。
▽ 引き延ばしといえば、次回の口頭弁論の日程をめぐってひともめしました。裁判長「8月26日」、被告側弁護士「学会のため、9月半ば」、裁判長「9月17日」、同弁護士「不都合」、裁判長「9月16日」、同弁護士「不都合」、裁判長「9月13日」、同弁護士「不都合」。たまりかねて川島さん側の弁護士さんが「学会だそうだがどうしてか」と発言。裁判長も「その学会に、代理人(弁護士)が関係しているのか?」。さすがに被告弁護 士、「いいえ、私は出ませんが・・・、(富士大理事長・学長との)打合せの日程も必要なので・・・」としどろもどろでした。

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 次回(第5回)口頭弁論は
  9月24日(金)午後1時10分 に決まりました
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○ 会員のみなさまへ
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     −富士大裁判への一層のご協力を−
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▽ わたくしたち「支援する会」は、富士大が川島さんを解雇したことを、大学教員の教育研究と身分保障に対する重大な侵害であると考え、川島さんを支援してきました。
 これにつき、会員のみなさまより変わらぬご声援を賜り、またカンパの訴えに積極的に応えて頂き、深く感謝申し上げるところです。(なお、2002年6月よりのカンパ活動につきましては、すでに基本的な支出をすませましたが、まだ皆さまにきちんとしたご報告をしておりません。申し訳ありません。
▽ さて、裁判もそろそろ証人を用意しての本格的な「対決」の段階に入りつつあります。
ついては、会員の皆さまにも、それぞれのご専門の立場から のご協力をお願いすることがあると存じます。この場合、弁護士さんと相談の上、川島さんから直接会員の皆さまへお願いする必要が生じるかもしれません。よろしくご協力のほど、お願い申し上げます。

川島茂裕さんを支援し,大学教員の教育研究と身分保障を考える会


投稿者 管理者 : 2004年07月10日 00:49

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