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2004年07月16日

九州保健福祉大補助金訴訟 原告の控訴棄却

宮崎日日新聞社(7/15)

 延岡市が学校法人高梁学園・九州保健福祉大の薬学部新設に計二十億円を支出するのは違法として、元延岡市議が桜井哲雄同市長を相手取り財政支援差し止めと補助金返還を求めた訴訟の控訴審判決は十四日、福岡高裁宮崎支部(桜井登美雄裁判長)であった。
 
 桜井裁判長は一審判決を支持、原告の控訴を棄却した。
 
 判決は補助金の算定法について「文部科学省の認可審査基準に則して算定された」として、多額の補助金支出を違法とする原告の主張を退けた。
 
 また、百貨店跡地の買い上げは財政上困難を理由に採用しなかったのに対し、同大学については市議会の審査を受けずに市長個人の裁量で補助金支出を決めたという主張も「両問題は同列に論じる筋合いのものではない」と認めなかった。
 
 桜井市長は「一審と同じく市のこれまでの主張が認められた。同大学は県北地域になくてはならない存在、大学を生かした街づくりに一層取り組みたい」とコメントした。
 
 原告の市民グループ代表の小田忠良さん(55)は「市民の税金は市民の了解をもらって決めること、市長個人の決裁権は認められない。上告は弁護士と相談して決めたい」と話している。

[同ニュース]
延岡市の大学補助金支出差し止め訴訟、高裁も請求棄却 

投稿者 管理者 : 2004年07月16日 01:11

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