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2004年08月04日

私大入試、今春 史上最高の155校で定員割れ

毎日新聞(8/03)

 今春の4年制私立大の入試で、新入生の数が入学定員を割り込む「定員割れ」が学校数としては過去最高の155校に上ったことが、日本私立学校振興・共済事業団の調べで分かった。入学者が定員の7割未満の大学も59校(11%)あり、少子化を背景に私大経営が苦しくなっている実態が浮き彫りになった。

 毎春実施している「学校法人基礎調査」から私大・短大の入学者などについてのデータを抜き出してまとめた。通信教育部のみの大学(4校)や株式会社立の大学(2校)などは対象外とした。

 今春に学生募集した私大533校のうち、定員割れは155校で29.1%。割合では01年春の30.2%を下回ったものの、前年度(147校、28.2%)より0.9ポイント増え、定員充足率が70%未満の大学も59校で前年度より9校増えた。

 短大では、全体の41%にあたる164校が定員割れとなったが、15校が募集停止に踏み切ったほか、3校が4年制に改組したことなどにより入学定員が前年度より9069人減少、定員割れの割合は4.7ポイント改善した。

 同事業団は「私大は人気校と不人気校の2極化が進み、私大の経営を少しずつ圧迫している。来年度以降もこの傾向は続く」と分析している。定員充足率の最大校、最低校は、私大で251.5%▽7.3%、短大で230.7%▽9.6%だった。

 また、大学院の概況について初めて公表。389校を(1)修士課程・博士前期課程、専門職学位課程(2)博士後期課程・博士課程――の2種類に分け、集計した。入学者と充足率は(1)が3万3676人、94.56%、(2)が4625人、61.83%だった。このうち、今春スタートした法科大学院(46校)は、3800人の入学定員に対し5万5283人の志願者があり、入学者は3932人だった。

[同ニュース]
私大の今春入試、29%が定員割れ(日経新聞8/03)
私大の29%、定員割れ 過去最多の155校(共同通信8/03)
定員割れ私大、今春は29・1%…2極化進む(読売新聞8/03)

投稿者 管理者 : 2004年08月04日 00:15

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