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2004年10月25日

道教大が再編計画を最終決定 函館校の課程名「人間地域科学」

北海道新聞(10/23)

 道教大は再編基本計画を決定し、二十二日、村山紀昭学長が札幌市北区の同大本部で発表した。二○○三年に示した基本方針通り、総定員千二百十人を維持したまま函館、岩見沢は教員免許取得を義務づけない新課程(ゼロ免課程)のみとし、函館の課程の名称は「人間地域科学課程」とすることを決めた。教員養成課程は札幌、旭川、釧路に集約する。○六年度から実施する。

 函館校は「地域を学問の対象に学際的な研究」(村山学長)を目指す人間地域科学課程に《1》人間発達《2》国際文化・協力《3》情報科学《4》地域創成《5》環境科学の五専攻を置き定員三百三十人。《1》では小学校教員免許の取得も可能とし、他課程でも中学校教員免許を取れるようにする考えだ。学外から国際協力機構(JICA)の専門家らを専任教授として数人招く。

 岩見沢校は二課程四コース十七専攻で定員百八十人。音楽、美術、スポーツ分野に特化する。専門家の育成だけでなく、地域の文化施設のコーディネーターなどを育てるアート・マネージメント専攻を設ける。中、高校の美術、音楽、保体教員免許も取得できる。

 札幌校は特別支援教育、総合学習開発など五専攻(定員二百五十人)。「食育」など新しい教育課題に対応する指導者育成を重視する。これに対し、旭川校は実践的な授業科目の指導研究に力を入れる八専攻(同二百七十人)。釧路校は三専攻(同百八十人)で、へき地教育など地域とかかわる小学校教育の研究を中心とした。

 また現職教員の資質向上を目的とした専門職大学院「教育実践専攻(仮称)」を、○七年度からスタートさせる。

 入試については、二次試験の内容は専攻ごとには変えず各校内で一本化、複数校の受験も可能にする考えだ。センター試験の科目は従来と同じ。

 村山学長は会見で「関係自治体の理解があり、四年越しの計画がまとまった。再編で地域連携が強まると確信している」と期待を述べた。また各校で取得可能な教員免許の具体的な科目については、来年二月までに固めるとした。

[同ニュース]
教員養成課程3校に 岩見沢校にスポーツ教育−−道教育大・再編基本計画 /北海道(毎日新聞10/23)

投稿者 管理者 : 2004年10月25日 01:20

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