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2004年10月27日

研究者呼び戻せ、仏が資金支援策―3年で6800万円支給

日本経済新聞(2004/10/25)

 仏政府は優秀な頭脳を呼び戻し国内の研究機関を活性化するため、海外で活躍する第一線の研究者を大学や国立研究機関に招へいする新制度を始めた。研究費を提供するほか、本人が研究チームに加えたい若手や学生にも割当人数を決めて奨学金支給などで支援する。
 一回目の今年はベテラン研究者五人を選び、それぞれ三年間で五十万ユーロ(約六千八百万円)の資金と、若手や学生十二人に奨学金などを支給。半額の二十五万ユーロと、四人の人員が割り当てられる若手研究者を十人選んだ。直前の研究場所は米国が七人、欧州七人、イスラエル一人という。
 仏国立衛生医学研究所に招へいが決まった米マウント・サイナイ医科大学のサッスーン教授は「米国の研究チームのメンバーも安心して仏に連れてくることができる」と新制度を評価。三年経過後も、仏で研究を続けるつもりだという。ドベール研究担当相も「仏に残りたい研究者には支援措置を講じたい」としている。来年もほぼ同数の研究者を選ぶ予定で、インターネットなどで世界から応募を受け付ける。

投稿者 管理者 : 2004年10月27日 01:26

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