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2004年10月28日

学生謝礼金1225万円流用 群大、工学部教授を懲戒処分

東京読売新聞(2004/10/27)

 群馬大工学部の五十歳代の男性教授が十一年間にわたり、受託研究費のうち学生への謝礼金(謝金)計1225万円を研究活動費として流用していたことが二十六日、わかった。同大はこの教授を停職二か月の懲戒処分とし、工学部長に口頭注意、学科長に文書注意を行った。
 同大人事課によると、男性教授は、外部からの受託研究で支払われた研究補助費から事前の申請に基づき、研究を手伝うなどした学生に謝金としていったん支払ったのち、「研究のため」などと再び徴収。学生の研究旅費など研究活動費に充てていたという。流用は一九九二年度から二〇〇二年度まで続き、徴収された学生は延べ五十八人にのぼるという。
 私的な流用はないというが、大学側は「労働の対価としての謝金を、徴収したのは不適切」として処分を決めた。男性教授は650万円を大学側に研究奨学金の名目で寄付するという。
     ◇
 群馬大は二十六日、教育学部の男性教授らの懲戒処分も発表した。同学部が今年五月に行った教員公募で手続きミスがあった件では、担当の男性教授が減給、当時の教育学部長と事務長が戒告の懲戒処分を受けた。同学部大学院生控室で今年七月二十一日に起きたぼやでは、火気取締責任者の男性教授が戒告の懲戒処分、当時の教育学部長と事務長が口頭注意を受けた。


投稿者 管理者 : 2004年10月28日 01:30

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