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2004年12月20日

北陸大学教職員組合、理事長、組合三役の会見要求完全無視

北陸大学教職員組合
 ∟●組合ニュース(第222号 2004/12/17)より転載

北元理事長、組合三役の会見要求完全無視

 北陸大学教職員組合は、法人が提案している就業規則・給与規程の改正案について、北元理事長に三役と会って話し合いをするように再度求めて、会見申入れ書を提出してありましたが、北元理事長からは今日に至るまで一切会見に対して回答がなく、完全無視が続いています。ここには組合の声に誠実に耳を傾け、組合と協調して大学運営を行っていこうという態度が一切見られません。北元理事長は大学の最高責任者でありながら、自らの責任で問題解決に当たろうとしないし、当たることもできない――そのような人物で、果たして現在の厳しい状況を乗り切ることができるのか、答えは火を見るより明らかです。

第9回団体交渉報告
 平成16年度の第9回団体交渉が12月1日(水)に開かれました。議題は、給与改定・賞与に関してでした。法人理事会側は相変わらず、組合が要求している予算書・決算書などの財政資料を出さず、不誠実の限りを尽くしています。そして、北陸大学の今年度の賞与の予定支給額が、石川県庁を上回っていることや平均給与(平成16年度の教員の平均給与が約840万円(平均年齢48歳)、職員は約680万円(平均年齢43歳))が、民間の一部上場のトップクラスの企業(NECなど)と比較して遜色ないという説明が繰り返しされました。ここは大学であり、民間企業ではないので、そのような比較は全く無意味である、との組合側の反論に対して、理事会側から一切具体的な資料は出されず、民間と比較していかに高給であるかという無意味な論が繰り返し力説されました。大学の人員構成は民間企業とは全く違います。
また、教員の移動はふつう大学間で行われます。ですから、いくら北陸大学が民間と比べて良くても、他大学より待遇が悪ければ、他大学から優秀な教員は呼ぶことができませんし、また、採用されて働き始めたとしても、すぐに他の大学に転出してしまうことは目に見えています。このようなことを抜きにして、民間と比較して見ることがいかに愚劣であるか、いまだに理事長も理事会も分かっていないようです。
他大学との比較については、法人側は全国平均を下回っていることは認めましたが、地域差とか、大学規模とかいろいろあり、一概には言えないという極めてあいまいな回答に終始しました。……


投稿者 管理者 : 2004年12月20日 00:10

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