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2005年01月18日

日本の科学技術研究費は4年連続増加の16兆8042億円

薬事日報(1/12)

 2003年度のわが国の科学技術研究費は16兆8042億円、前年度に比べ0・8%増加し、4年連続の増加となった。産業別の中で「医薬品工業」は8837億円で、前年度より8・5%減と、97年度以降6年ぶりの減少となった。これは総務省統計局がこのほど公表した「06年科学技術研究調査結果」の概要で明らかになったもの。

 調査は、企業等約1万3000、非営利団体・公的機関約1500、大学等約3000の合計1万7500を対象に行われた。回収率は企業等が82%、非営利団体・公的機関は99%、大学等は100%であった。

 4年連続の増加となった研究費だが、国内総生産(GDP)に占める割合は、前年度と同じ3・35%だった。主要国における研究費の対GDP比をみると、米国は2・69%、ドイツは2・52%、フランスは2・23%、イギリスは1・87%などであり、日本が抜きんでている。

 研究開発費を研究主体別に見ると、企業等が11兆7589億円(70・0%)、非営利団体・公的機関が1兆7821億円(10・6%)、大学等が3兆2826313億円(19・4%)であり、企業等が7割を占めていた。前年度と比較すると企業等が1・6%増となっているのに対し、非営利団体・公的機関がは1・9%、大学等が0・6%の減少していた。

 企業等のうち医薬品工業の研究費は8837億円の8・5%減。全産業平均の1・6%増を大きく下回る結果となった。製造業だけについて見ると、繊維工業27・3%、窯業15・6%、非鉄金属工業11・2%に次ぐ減少率で、伸び率で目立っているのは食品工業30・6%、電子応用・電気計測器工業21・6%、印刷業17・2%、プラスチック工業13・9%などであった。


投稿者 管理者 : 2005年01月18日 00:21

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