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2005年01月18日

NHK長井氏に対する多様なバックアップ体制を!

Academia e-Network Letter No 228(2005.1.16 Sun)
 ∟●編集後記より
  

NHK の長井チーフプロジューサーの内部告発についてネットでも種々の議論がある。いつものように、長井氏だけでなく朝日新聞や当該番組作成にかかわった人たちまで批判することに熱中するブログも散見するが、長井氏の勇気を高く評価すると同時に、今後の展開を懸念するサイトが圧倒的に多い。

問題となっている2001年2月の番組は、放映前から右翼の圧力にさらされているということで話題となっていたので見たが、毒にも薬にもならない何とも腑がぬけた番組であって拍子抜けした記憶がある。番組の製作責任者として、プロとして、番組を台無しにされた怒りが今回の告発の原動力となっているのではなかろうか。

政府とNHKが長井氏に対し全面対決の姿勢を打ちだし、大手メディアの一部や著名人の一部もそれに追随しはじめているので、長井氏に対する多様なバックアップ体制が形成され長期的に持続することが望まれる。それができるかどうかは日本社会が直面した予想外の岐路の一つである--希望だけがないと言われて久しい社会に奇跡のように出現した希望の種子を発芽させ成長させていくことができるか。大学関係者も種々の機会において沈黙しないよう祈りたい。


投稿者 管理者 : 2005年01月18日 00:24

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