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2005年01月14日

鳴教大、授業料値上げ 新年度から交付金削減などに対応

徳島新聞(1/13)

 鳴門教育大学は、来年度から年間授業料を現行の五十二万八百円から一万五千円引き上げ、五十三万五千八百円とすることを決めた。文部科学省と財務省が決める国立大の年間授業料の目安である「標準額」が一万五千円値上げされたことと、文科省からの運営費交付金が削減されたことへの対応。新しい授業料が適用されるのは学部、大学院のすべての在学生と来年度の新入生。

 文科省は、標準額を引き上げる一方、各大学への運営費交付金を削減。同大では、来年度の運営費交付金が約三十八億九千万円となり、本年度の約三十九億四千四百万円から約五千四百万円の減額となっている。

 授業料値上げは、十一日に開かれた同大理事や学外有識者らによる同大経営協議会で決定。十二日に学生用のホームページ上で通知した。

 高橋啓学長は、授業料値上げについて「規模の小さな単科大学では運営費交付金の削減は大きな打撃。充実した教育・研究活動をするためには値上げせざるを得なかった」と説明している。

 現在、徳島大学でも標準額に合わせ、一万五千円の授業料の値上げを検討している。

 昨年度まで国立大の授業料は全国一律だったが、法人化に伴い各大学で独自に設定できるようになった。標準額の10%まで値上げが可能になったほか、引き下げもでき、授業料に格差が出てくる可能性がある。 


投稿者 管理者 : 2005年01月14日 01:44

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