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2005年01月24日

北見工大、教育研究費 「目標値」設定 達成度で増額 12項目で教員「採点」

北見工大、教育研究費 「目標値」設定 達成度で増額 12項目で教員「採点」
学生からの評価/論文実績/大学活性化/地域貢献

北海道新聞(1/22)

 北見工大は教員に支給している教育研究費を、二○○五年度から大学が定める「目標値」の達成度に応じて配分する方式にすることを決めた。大学が客観的な尺度で教員の頑張りを評価し、透明性を高めて教員の能力開発につなげるのが狙いだ。
 教育研究費は給料とは別に、研究や授業の質向上のために大学が教員に支出する補助金。各地の国立大学で、論文などの実績を教育研究費の配分に反映させる評価制度が導入されており、北見工大でも二○○○年度から実施している。
 同大の現行制度は、学長、副学長らでつくる運営会議が、論文数や受け持つ学生数など数値化しやすい実績については加算方式で評価してきたが、地域貢献など数値化しにくい部分は「総合的に判断」(同大)するしかなかった。
 新方式は《1》学生からの評価を含む授業評価《2》過去十年間の論文数や外部資金獲得などの研究評価《3》大学活性化および社会貢献-の三分野について、計十二の評価項目を明示。大学が定める「目標値」や全教員の「平均点」などを物差しに個々の教員の達成度を数値化する。
 同大は○四年度から教員の任期制を全国に先駆けて導入するなど改革に取り組んでおり、常本秀幸学長は「新しい教育研究費配分制度は、教員が自分の弱点を是正するきっかけにもなる」と説明する。ただ、学内には「前向きな取り組みだが、すぐに実績が上がらない基礎研究分野などが不利な扱いにならないか心配」(ある教授)との声もある。


投稿者 管理者 : 2005年01月24日 00:16

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