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2005年01月25日

大学の教育サービス不満、「社会で役立つ教養」望む──本社・学生の意識調査

日経ネット関西版(1/24)

 大学生・大学院生の半数が大学は学費に見合った教育サービスを提供していないと感じ、理系の学生の4割は実験・実習設備に不満――。日本経済新聞社が大学生・院生を対象に行った意識調査で、こうした学生像が浮かび上がった。

 調査は今月7日―11日の間、インターネットを通じて実施。大学が提供するサービスへの満足度、理系教育の現状、起業意識、社会貢献活動への興味、恋愛・結婚観などを尋ね、1433人から回答を得た。

 大学側が学費に見合った教育サービスを提供しているかとの質問に対し、「思わない」「あまりそう思わない」との回答は全体の51%。「学生のニーズに沿ったカリキュラムを提供しているか」との問いには、58.8%が否定的で、大学が今後、力を入れるべき分野については「社会に出て役立つような教養教育」「インターンシップの充実など実社会との結びつき」「専門教育のカリキュラム改善」が上位を占めた。

 理系の学生・院生では、43.0%が大学の設備に何らかの不満を抱いており、講義・実習が将来目指す研究に役立っているかとの質問では、4人に1人が「全く役立っていない」「どちらかといえば役立っていない」と回答した。

 一方、災害ボランティアなど社会貢献活動に参加した経験がある学生は36.2%にとどまったが、62.3%が関心を持っていると答えた。

 恋愛・結婚観では、結婚後も仕事を続けるつもりと答えた男性は97.2%、女性は80.0%。将来子育てしたいかとの問いでは、「はい」との回答が男女ともに7割を超えた。


[関連ニュース]
大学生の意識調査(1)教育サービス満足度──就職支援、私大が優位(日経ネット関西版1/24)

投稿者 管理者 : 2005年01月25日 00:19

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