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2005年02月13日

都立の4大学学則改訂問題

都立大の危機 --- やさしいFAQ

◎ 2005年2月10日:都立の4大学学則改訂問題。管理本部側から 都立大学学則(大学院学則)意見に対する回答 が示された。同時に科学技術大学都立短大首都大学東京の学則改訂に関しても回答が出た。
COMMENT:「大都市における人間社会の理想像の追求」を目指すという首都大学東京。その中心は世界的大都市「東京」の抱えるさまざまな問題を解決することにある。しかし,これは単なる政治家のスタンドプレーでしかないことが,今再び明らかになった。 都立大学学則(大学院学則)意見に対する回答 の2を見て欲しい。1977年設立された都市研究所が廃止されようとしているのだ!(V-2, L-15参照) 27年間に渡って都市問題に特化した研究をし,さらには大学院で研究者を養成してきた機関が「経営準備室運営会議において,都市研究所の廃止が決定された」 の一言で廃止されようとしている。「都立大学として『都市研究所』は廃止することはできない」はずだ。都立大の評議会は,「都立大学都市研究所」廃止,いや「都立大学」廃止が自分達の権利の中にあることを再認識し,明確な態度を表明すべきだ。「えっ?首大は都市研究を本当はやる気がないのはなぜかって?」それは,首大の基本構想が「大学の経営効率を上げ」,「東京都のためになる機関」を作ることにあるから。東京都は大学の「研究」にも「教育」にも本当は興味がないのだ!そして,自分達の権利を侵害する決定をしている東京都の蛮行に,明確な異を唱えない大学執行部は腑抜けである。

投稿者 管理者 : 2005年02月13日 02:35

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