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2005年02月05日

琉球大学学長選、「意見広告」呼びかけ人の永井實氏が立候補

■「意見広告の会」ニュース247(2/05)

「意見広告」呼びかけ人の永井實氏が琉球大学学長選に立候補
立候補の報告と若干の見解

 友人.知人の皆様:

お元気ですか。
琉球大学当局は多くの抗議・批判・要望に耳を傾けず、改悪「学長候補者選挙規則」に基づいて、昨日までの「推薦」受付、2/21(火)選挙の日程で、次期学長を選考しようとしています。東北大学当局は、1922年以来、80年間(!)も続いた選挙制度を放棄したと宣言しています。ついでに「悲しい情報」を提供しますと、京都大学当局は、この1月、ようやく日本の土を踏み母校を訪れた李登輝さんに対し何と「その門を閉ざし」ました。数十年来「自主規制」によって自治を放棄してきた日本の(特に国立)大学の現状に愕然とするのは、私だけでしょうか。

私は熟慮の末、意を決して昨日、大学本部に出かけ「立候補届け」を提出してきました。庶務部庶務課長は一旦は受理した私の届け書を当局責任者の指示により私に返却すると云う「どたばた劇」もありました。

私は立候補に際し、工学部の助手、技官を始めとする17名の教職員に、私に対する推薦/身元保証をお願いして、昨日は所信表明書とともに提出したものです。昨日遅くこれら連名者の皆様に御礼・報告をしながら(今朝まで)考えていたのですが、今日になってようやく私の鈍い頭も「一つの大きな発見」に達しました。

結論から云うと、今般の東北大学、琉球大学当局の決定及び一連の措置は「重大な憲法違反」に当たると云うことです。多言を要しないと思いますが、大学自治の主権者たる大学人から一方的にその「選挙権と被選挙権(立候補権)」を取り上げるまたは制限すると云う違憲行為(犯罪)ではないでしょうか。

幸い、本学にも憲法学者、政治学者が多数いますから、是非この問題を検討し、(立候補者たる)私に助言を下さい。私は漫画的に考えることが好きなのですが、ある日(仮想都市)東北大学市の市長他幹部が密室の協議に基づき「次期市長選考から選挙は行わない!」と宣言する風景を思います。「王国」ならともかく、この日本ではあり得ないことが起こっているのでしょうか。


投稿者 管理者 : 2005年02月05日 02:27

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