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2005年02月08日

大学の研究成果、情報発信不十分、発表、研究者任せ 名大が調査

日本経済新聞(2/07)

 有力大学の情報発信はPR目的にとどまり研究成果の発信は遅れていることが、名古屋大学の調査で分かった。国立大の法人化を契機に多くの大学が情報発信に力を入れるようになったが、成果は学会で発表すれば十分と考えているようだ。
 調査は文部科学省の「二一世紀COE」に採択された有力国公立私立大学八十六校に調査票を送付。六十の大学が回答した。九八・一%の大学が「イメージ向上」のために情報発信が重要と考えており、九一・七%が「成果を知ってもらいたい」と回答している。しかし、「成果の発信は社会貢献」と考える大学は六八・五%。「発信は研究者に任せる」が九〇・〇%にのぼった。
 その理由として「予算がない」「専従の組織やスタッフがいない」を挙げる大学がそれぞれ六六・七%、五三・三%にのぼった。調査にあたった名大の福井康雄教授は「学会発表を社会への情報発信と考えている大学が多い。意識改革を進める必要がある」と話している。


投稿者 管理者 : 2005年02月08日 00:22

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