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2005年03月04日

県看護大 女性教授を懲戒方針 地位を利用し嫌がらせ 

信濃毎日新聞(3/03)

 駒ケ根市の県看護大学で、女性教授(41)が地位を利用して嫌がらせをするアカデミック・ハラスメントをしたとして、教授会が懲戒処分を決めていたことが2日、分かった。この女性教授は3月末での退職願を出し、受理されている。

 女性教授は昨年4月、同大に着任した。関係者によると、担当した講座で、助教授や助手を含めた話し合いを重視してきた従来の運営方法を一方的に変更。自分が教授であることを理由に助教授らの意見を聞き入れず、言葉の暴力もあったという。

 卒業単位にかかわる4年生の実習リポートを、提出期限に十数分遅れたことを理由に受け取らなかったこともあり、教授のやり方に異議を申し立てた助手らにペンや書類を投げ付けたこともあったという。これらによる心労で勤務を休んだ人もいた。

 看護大は昨年5、6月ころ相談を受け、学内にハラスメント防止委員会を設置し、聞き取り調査を続けて事実を確認。今年2月までに教授会で懲戒処分を決め、大学設置者の県知事に決裁を申し出ている。

 女性教授は「熱心さのあまり、行きすぎた面があったかもしれない」と弁明していたという。前任の国立大学でも同様の言動があり、学生の保護者が大学側に相談したことがあったらしい。

 深山智代学長は「県の懲戒処分等の指針に沿って処理している。公表できるかも含め知事の決裁がまだ出ていないので、内容は話せない」としている。


投稿者 管理者 : 2005年03月04日 01:25

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