個別エントリー別

« 文科省、学校法人会計基準を改正 基本金取崩し・貸借対照表注記事項など | メイン | 横浜市立大学、最後の評議会 »

2005年03月18日

法人化後の学長選考

壊れる前に…(2005.03.17)
「国立大学独立行政法人化の諸問題」(3月17日取得分)経由

岡山大学に勤める友人から電話があった。岡山大学では、3月15日に次期学長選考のための学内意向聴取(投票)が行なわれ、16日に学長選考会議が「学長適任者」を決定したが、そこでは投票の最多得票者ではなく、2位の現職の理事(副学長)が選ばれたらしい。

私は各候補の主張を知らないので、どんな人が選ばれたのか、選ばれなかったのかについては何も言うことはない。私の友人はよくも悪くも「ノンポリ」なのだけれど、現在の体制に対する批判票のほうが多かったにも関わらず、現執行部の中から新学長が選ばれたことにかなりの落胆を感じているようだった。……


[新聞報道]
岡山大、新学長に千葉喬三氏 「期待に応えていきたい」と抱負

毎日新聞(3/17)

 ◇任期は6月14日から08年3月末
 岡山大は16日、6月13日に任期満了となる河野伊一郎学長(66)の後任に、千葉喬三副学長(65)=大学院自然科学研究科教授=を選んだと発表した。任期は6月14日から08年3月末。
 従来、学長は学内の投票だけで決めていたが、昨年4月の国立大学法人化に伴い設置された学外委員5人を含む学長選考会議(13人)が最終決定した。
 1月20日~2月9日の候補者推薦期間に6人が推薦を受け、選考会議による書類、面接審査で名誉教授の赤木忠厚・公立学校共済組合中国中央病院長(67)、阪田憲次・大学院自然科学研究科長(61)、千葉副学長の3人が候補に選ばれた。
 制度上は選考会議だけで決めることもできるが、学内の意見を反映させるため、15日に投票を実施。講師以上の教員や課長級以上の一般職員、医療職員計1019人のうち、80・8%にあたる823人が投票した。結果は赤木氏379票、千葉氏294票、阪田氏135票だったが、副学長として国立大学法人化移行に際して制度設計にあたった業績などを重視し、選考会議委員が上位2人を対象に投票し、8対3で千葉氏を選んだ。
 千葉氏は会見で「大学の潜在的な力を発揮し、期待に応えていきたい」と抱負を述べた。


投稿者 管理者 : 2005年03月18日 00:15

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://university.main.jp/cgi311/mt/mt-tb.cgi/890

コメント