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2005年04月27日

大学発ベンチャーが1000社突破、波及効果3000億円に

FujiSankei Business i. (2005/4/26)

 大学の研究をもとに事業を起こすために設立された大学発ベンチャーが1000社を突破した。

 経済産業省は25日、大学発ベンチャーが2004年度末時点で1099社に達し、この経済波及効果が約3000億円に及ぶと発表した。同年度末を目標に同省が推進してきた「大学発ベンチャー1000社計画」が達成されたもので、大学の研究成果を民間に転用する動きが確実に進んでいることを示した。

 IT(情報技術)、バイオなど先進技術分野で大学の研究開発力を活用したい民間企業側と、独立行政法人化などの改革で社会に有益な成果を示す必要に迫られた大学側が手を結び、産学連携を合言葉にベンチャーの立ち上げが相次いだ。

 経産省の「平成16年度大学発ベンチャーに関する基礎調査」(速報値)によると、1099社の経済効果は、雇用が1万1100人、売上高が1615億円。間接効果を含めた経済波及効果は雇用2万1052人、売上高2965億円となった。

 分野別では、大学の研究成果を活用しやすいバイオテクノロジー分野が38・1%でトップ。次いでソフトウエアが30・0%で、ハードウエアと合わせるとIT分野で41・0%を占める。このほかナノテクノロジーの素材・材料分野は11・3%で先端技術分野での起業が目立つ。

 大学別では、東京大学が64社で1位。以下、早稲田大学60社、大阪大学54社と続く。

 株式公開をしている企業は現在12社にとどまるが、今年公開を予定している10社を含め、今後180社以上が公開を目指している。

 一方、当面の成果を挙げるためにキャンパス内に設立された会社や事実上、休眠状態にある会社もあるという。


[同ニュース]
経産省、大学発ベンチャー企業1099社達成(nikkeibp.jp 4/26)

投稿者 管理者 : 2005年04月27日 01:20

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