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2005年04月04日

平安女学院大・守山キャンパス 市に土地・建物の譲渡を 山田市長「立命館引き継ぎで」

京都新聞(2005/04/04)

 守山市が、市立守山女子高(同市勝部三丁目)の運営を学校法人立命館(本部・京都市)に移管し、統合問題で揺れる平安女学院大びわ湖守山キャンパス(同市三宅町)に移転させる計画について、山田亘宏市長は三日、「(補助金返還と引き換えに)キャンパスの土地、建物がいったん市に譲渡され、立命館が引き継ぐのなら了としたい」と述べ、運営移管や移転に関する協定を市、立命館、平安女学院の三者で交わす意向を明らかにした。
 非公開の保護者、生徒説明会で述べたと、奥村勲助役ら市幹部が明かした。
 幹部の説明では、同キャンパスへの移転話は立命館側から持ちかけたという。市としても、開学に際し、平安女学院側に交付した補助金二十五億六千五百万円の返還訴訟には三億円の供託金が必要な上、訴訟の長期化も予想されるため、山田市長は「土地、建物を平安女学院から譲渡してもらうことが現実的だ」と述べたという。同様に県が交付した補助金八億円について、奥村助役は「市が責任を持つ方向で検討している」と説明した。
 また、守山女子高が移転した後について、奥村助役は「現在の土地、建物は、立命館から返ってくる」とした。

非公開の説明会 生徒や保護者に不安の声

 守山市と同市教委は三日、市立守山女子高の生徒と保護者対象の説明会を、同市三宅町の市民ホールで開催した。
 非公開の説明会は二時間に及び、突然の学校法人立命館への移管表明に不安の声が上がったという。
 市幹部の説明では、説明会には二百二十人が出席。山田亘宏市長が「政治生命をかけた選択だ。(来年四月の移管は)私の方針では決まっている」と述べ、強い意思で交渉していることを明らかにしたという。
 出席者からは「男女共学で市立高校を残す手だてはなかったのか」「守山女子高に誇りを持っているのに、立命館高校卒業となってしまうのか」などの質問があり、市側から、男女共学となることに備えてカウンセラーを配置することや、在校生には現行の授業料を保証することなどを説明した。


投稿者 管理者 : 2005年04月04日 01:35

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