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2005年04月11日

佐賀大の新年度予算 302億7100万円 前年度比9.8%増

西部読売新聞(2005/04/08)

 ◆付属病院や交付金増収
 国立大学法人佐賀大(長谷川照学長)は、独立法人化2年目となる2005年度の予算を発表した。総額は302億7100万円で前年度比9・8%増。授業料据え置きにもかかわらず、付属病院や国の交付金が増収となった。
 予算が膨らんだ要因は、伊万里市に建設した海洋温度差発電関連の海洋エネルギー研究センター建設資金貸付金の償還が始まるため、国から17億7800万円の補助金が下り、そのまま償還経費に充てられる。
 同大は、年間授業料52万800円を据え置くことを発表しているが、授業料収入は、前年度比880万円減の34億8100万円。文部科学省の「標準額(53万5800円)」に合わせた場合でも1億円程度の増収にしかならないという。
 04年度から重点研究としている有明海総合研究プロジェクトなど五つの研究に、国の予算が付き、運営費交付金が増えた。そのため研究経費などに充てられる学長経費は、前年度比2億3900万円増の12億1200万円。このうち、新たに重点研究1件に2億3300万円を使う。新規の重点研究は公募中で、国の概算要求までには間に合わせたいとしている。
 付属病院は3億3300万円の増収を見込み、支出は前年度比4900万円増に抑えたため黒字を確保した。
 長谷川学長は「授業料を上げないから質が落ちる訳ではない。国の交付金を増やすためには、面白い研究をやって、国の概算要求で予算を認めてもらうしかない」と話した。


投稿者 管理者 : 2005年04月11日 00:11

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