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2005年05月13日

平安女学院大守山キャンパス問題、立命館への守山女子高校移管に反対する市民団体が2つ結成

守山女子高校の存続を訴える PTA有志ら会見

京都新聞(5/12)

 滋賀県守山市が市立守山女子高の設置者を学校法人「立命館」(本部・京都市)に移管する計画について、同高PTA有志や県公立高校教職員組合などでつくる「守山女子高校の存続を求める会」(代表、西村佳子さんら)は11日、県庁で記者会見し「(立命館への移管は)地方自治体が公教育を放り出すことになる」と同高の存続を訴えた。

 また、守山市民らでつくる「市の財産(守女)を考える会」(西村登志男代表)も合同で会見し、「市議会での議論もないまま計画が進んでいる」として、市議会での慎重な審議を求めた。

 両会はともに、移管問題を受け、4月下旬に発足。求める会は、5月下旬までに1万人を目標に、市や県に同高の存続を要請する署名活動を展開している。

 また、考える会の西村代表は「このまま移管の調印まで進むのなら、(平安女学院大のキャンパスについて)財産保全を求めることなども検討しなければならない」とした。

守山女子高移管 反対派の市民 2団体を設立

読売新聞(5/12)

 守山市立守山女子高の学校法人・立命館(京都市)への移管問題で、早急な移管に反対する市民やPTA関係者らが11日までに、「市の財産(守女)を考える会」と「守山女子高校の存続を求める会」の2団体を設立した。「考える会」は、市が目指す5月中の調印を行わないよう求め、「求める会」は1万人を目標に署名集めを始めた。2団体は「歴史ある学校を十分な議論もなしに移管すべきではない」と訴えている。

市立守山女子高の移管問題:市民、教職員がグループ結成

毎日新聞(5/12)

 ◇「十分な議論と市民へ説明を」

 守山市が市立守山女子高(勝部3)を立命館大付属高に移管し、平安女学院大びわ湖守山キャンパス(三宅町)に移転する交渉を進めている問題で、事態の急進展を懸念する市民や移管に反対する教育関係者らがそれぞれグループを結成。大津市の県庁で11日、緊急会見を開き「十分な議論と市民への説明が必要」などと訴え、今月中にも実現しそうな移管協定締結をストップさせたい考えを示した。

 会見したのは、先月末に市民が作った「市の財産(守女)を考える会」と、県内の教職員の組合員などで作る「守山女子高校の存続を求める会」。「考える会」は問題の経緯などを記したビラを街頭で配るなどの活動をし、「求める会」は移管見送りなどを求める署名活動などを始めているという。

 「考える会」の西村登志男代表は「(平安女学院大に提供した補助金を考えると)32億円もの市民の財産がただで立命館に行くことになる。協定締結という声があるが、議会で慎重に論議してほしい」。「求める会」事務局の杉原秀典・県公立高校教職員組合書記長は「『金がかかる』との理由で投げ売りするなら、公立高校はみんな投げ売りできることになる」と批判した。

 守山市議会は12日に臨時議会を開催。守山女子高の立命館への移管と平安女学院大跡への移転に賛成する決議の提案が予定されている。


投稿者 管理者 : 2005年05月13日 00:23

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