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2005年06月07日

「選考に違法性なし」 滋賀医大学長訴訟 初弁論で国反論

 この裁判は,学長選のあり方を巡った裁判。今後の動向に注目していきたい。

京都新聞(6/06)

 滋賀医科大(大津市)の学長選考で、学長選考会議が教職員に対する意向聴取投票の結果を反映せずに吉川隆一学長(66)を再任したのは違法として、投票で吉川学長を上回った野田洋一教授(63)と講師らが、国と同大学を相手に、文部科学大臣の学長任命の取り消しなどを求めた訴訟の第1回口頭弁論(稲葉重子裁判長)が6日、大津地裁であった。国側は「選考に違法性はなく、任命を拒否することはできない。訴えの利益を欠く」と却下を求めた。

 訴えによると、同会議は吉川学長が3月末で任期満了になるため、昨年12月に教職員対象の意向聴取投票を実施した。投票数325票のうち、吉川学長が131票だったのに対し、野田教授は188票を獲得したが、最終選考で吉川学長の再任を決めた。文部科学大臣は大学の申し出を受けて吉川学長を任命しており、投票結果を無視した選考は実施細則に反し、裁量権を逸脱している、としている。

 大学側は「実施細則にのっとって手続きを進めており、違法性はない」と反論している。


投稿者 管理者 : 2005年06月07日 00:22

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