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2005年09月25日

北陸大学、薬学部の6年制化 組合員に対する担当はずし

北陸大学教職員組合
 ∟●組合ニュース(第229号、2005.9.20)

団体交渉報告

 平成17年9月14日(水)に今年度の第3回団体交渉(通算第106回)が開催されました。今回の団交は河島学長が直接の責任者としてかかわっている議題が中心であったので出席を求めました。しかし、学長は団交に出席しませんでした。
○組合員に対する雇用条件の変更通告書について
 これは、組合ニュース228号でもお知らせしたように、河島学長が、ある組合員に対して一方的な雇用条件の変更を通告書という形で突きつけ、その条件に応じなければ「平成19年3月31日をもって、貴職との雇用契約を終了せざるを得ない状況にある」としたものです。これは明らかに労働条件に関わる重要事項ですから団交の対象となりますが、松村労務担当理事は、この件は該当組合員が「すでに面談の席で同意したものであると聞いている」と主張し、通告書の内容は団交事項ではないとして、交渉を拒否しました。また、組合が、面談をした学長自身の団交出席を求めたことに対しても「自分が承っているから必要ない」として、応じませんでした。しかし、同理事は通告書の内容についてすら熟知しているとはとうてい思えない対応でしたので、組合は改めて河島学長の出席を要求しました。

○薬学部の6年制に関する登載教員について
薬学部は平成18年度から6年制に移行します。移行にあたって文科省に出された教員登載名簿が7月11日に発表され、それによると現教員のうち組合員のみ4名がはずされていました。法律は組合員であることを理由にした不利益取り扱いを禁じています。また、大学院委員会で来年度の大学院担当教員として承認されていた教員が人事委員会決定事項として担当からはずされ、6月24日の大学院入試ガイダンスでは,該当教員教室が大学院生の募集をしない、と公表されて学生受け入れができなくなりました。この件について組合からの説明要求に対して、松村理事はひたすら明言を避け、この件は教育問題であり個人の問題であるから団交事項ではないとし、不明な点があれば、一人ひとり学長のところに行けばいいと主張して回答を拒否しました。組合は河島学長が教学の最高責任者として明快な説明をすることが必要だとして、改めてこの件に対しても、学長の団交出席を要求しました。

○その他
・組合は4月20日に平成17年度の組合要求書を理事長に出していますが、いまだに北元理事長は完全無視を続けており、改めて回答要求をしました。
・学長らが組合員を突然呼び出して様々なハラスメントを行っているのを即座に中止するよう改めて要求しました。
 法人理事会側の不誠実ぶりはさらに徹底したものになっています。組合執行部は地労委の活用を検討しています。組合員の皆さんの御支持・御支援をお願いいたします。


投稿者 管理者 : 2005年09月25日 00:32

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