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2005年10月11日

立命館アジア太平洋大学、「常勤講師」に対する雇い止め問題でもう一つの労組が結成 HPも開設!

立命館アジア太平洋大学(APU)大分地域労働組合APU分会
 ∟●APUの経営者に誠実さを求む!!

APU(立命館アジア太平洋大学)の経営者に誠実さを求む!!

雇い止めの問題

 働く者にとって、雇用が継続されるかそうでないかは大きな問題です。あなたが、今の職場から「雇い止め(クビ)」を宣告されたら、どうしますか。(自分だけは大丈夫だと思っていませんか。)宣告する側だったら、簡単にそれができるのですか。正当な理由がなくてもできるのですか。経済的にも精神的にも、普通の人間が生きていくには働く場が必要です。私たちは普通の人間の要求をしています。御理解と御支援をお願い致します。

APU常勤講師に対する雇い止め

 APUでは常勤講師が教員(非常勤を除く)の約40%を占めています。常勤講師は、開学から教科書作成・その他の教材作成なども行ない、教育業務の多くを担っています。APU経営者側は、何の落ち度もない常勤講師を徐々に雇い止めにしようとしています。

APU開学前(採用時)の約束を

 1999年10月24日の立命館(京都)での日本語教員の集会のときに、(採用予定の教員が集会以前に質問したものに答える形で)大学側から「常勤講師(2000年~2002年着任)はAPUで継続して働ける」という主旨の回答を受けました。また開学後、英語担当教員も継続できる旨の説明を受けています。継続できるから着任の決意をした教員がほとんどです。大学側は、開学前は継続できると言い、今になって開学に力を尽くしてきた常勤講師を雇い止めにしようとしています。まさか、「自由・平和・ヒューマニズム」を唱える教育の場でこんなことがあるとは夢にも思っていませんでした。大学の運営が軌道に乗ったのは、私たち常勤講師が着任し働いた結果でもあるのです。経営者側には、京都での約束あるいは採用時の約束を守ってほしいです。「誠実さ」を切に望んでいます。

大分地域労働組合 APU分会発足

 「個人とは話し合いに応じない」「理事会でもう決まったことだ」などのAPU経営者側からの度々の言動を鑑み、それに対して「まず話し合いの場を作るのだ」という目的で、2005年8月10日、このAPU分会を発足させました。現在、雇い止めを撤回させるべく、大学の経営者側と団体交渉(「団体交渉の経過」を参照)を行なっています。

新しい雇用体制(経営者側提示)では

 経営者側が提示している「上級講師・嘱託講師」の場合、「研究する必要はない」と言われ、研究室もなくなります。大学の教員は研究してこそ教育によい影響があるものです。これまであった住宅手当もなくなります。また嘱託講師は週12コマ(1コマ95分)という重労働にもかかわらず、給料はかなり低いものです(常勤講師の収入から約40%減)。

理解・支援・参加

 APU分会は常勤講師が主体となって発足させましたが、他の教員や職員の方々にも開いています(経営者側は参加不可)。 私たちを理解支援してくださる方を歓迎致します。APUの職員にも雇用問題でお困りの方が多くいらっしゃると聞いています。御理解・御支援・御参加を賜りますようお願い致します。まずは、APU分会のEメールに御意見をお寄せください。

大分地域労働組合APU分会

分会ホームページ :http://www.geocities.jp/apuunion/
分会メールアドレス:apuunion@hotmail.com

[参考資料]
大分県労連から立命館アジア太平洋大学学長モンテ カセム宛「要請書」
APU常勤講師が直面する現状について
大分地域労働組合APU分会ニュース No.1(2005.9.1)

投稿者 管理者 : 2005年10月11日 00:22

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