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2005年11月07日

全国6組合、大学非常勤講師実態調査アンケート2005 全国調査にご協力お願いします

関西圏大学非常勤講師組合
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大学非常勤講師実態調査アンケート2005
全国調査にご協力お願いします
締め切りは2006年1月31日です

 今日,日本の大学教育は非常勤講師に大きく依存して成り立っております.とりわけ私立大学においては非常勤講師による授業数は専任教員に匹敵するような場合も珍しくありません.また,国公立大学では,独立行政法人化が進み,非常勤講師の状況が大きく変化しています.さらに,不安定雇用 (パート,非常勤,有期雇用,派遣等) は世界レベルで急速に拡大しており,不安定雇用の問題は,大学や日本に留まらないグローバルな問題ともなっています.

 大学非常勤講師の労働と生活の実態に関する調査は,7年前,1999年度に京都を中心とする地域でアンケート調査を行ったのが最初で,その報告書は2001年に発刊されました.2002年には全国調査を行い,2003年に報告書を発刊しました.この2回の報告は全国の新聞やテレビなどで数多くとりあげられ,大学非常勤講師問題への社会的関心を一層高めることができました.特に2003年の報告書は,省庁との交渉や,国会での質疑でも利用され,非常勤講師給に対する私学補助金の1.5倍化や,国立大独法化における均等待遇の指導 (いずれも2004年) などに,少なからぬ役割を果たしています.
 そこで,このたび,ふたたび,全国調査を行なうこととなりました.主催組合は全国の6組合となっています.

 本来ならば,文部科学省が行うべき調査ではないかという意見もありましょうが,大学非常勤講師の労働・教育の現場の実態を当事者自身の視点から,当事者自身の手によって明らかにすることは,大学非常勤講師自身が自らの労働について考える機会でもあると思います.
 専任教員や非常勤講師以外に本職のある方も,非常勤講師として大学に勤務されているすべての人がアンケートの対象となっています.非常勤組合の組合員の方も,非組合員の方も,ご協力どうぞよろしくお願いします.

 このアンケートで得られた個人情報は,報告書作成以外の目的には使用せず,報告書には個人を特定できるデータは掲載しません.
 報告書の発刊は2006年夏の予定です.2001年と2003年の報告書はhttp://hijokin.org でごらんになれます.2003年の報告書 (紙媒体) は各組合で頒布しています.お問い合わせください.


投稿者 管理者 : 2005年11月07日 00:00

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