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2005年11月04日

民主党、「憲法提言」

法学館憲法研究所
民主党、「憲法提言」を了承 民主党憲法調査会総会(2005年10月31日)
 ∟●「憲法提言」(2005年10月31日)

警戒! 民主党が「憲法提言」
10月31日、民主党が「憲法提言」を公表。それは当研究所・浦部主席客員研究員が指摘するように、憲法が想定していない新憲法制定の提言となっている。

9月23日、当研究所は東京都内で「憲法の基本を深く学ぶ学習会」を開催しました。
学習会では浦部法穂・名古屋大学教授(法学館憲法研究所主席客員研究員)が講演しました。浦部教授は、なぜ憲法というものができてきたのかを歴史的に掘り起こし、「国民が権力担当者に『これだけは守ってくれ』というのが憲法」なのだということを説明されました。そして、今日、憲法は国民に対して示される規範であるかのように多くの国会議員が発言するようになっていることについて、それは憲法の性格をまったく理解しておらず、それを無視するものであると指摘されました。また、市民の側にも憲法を守らなければならないのは権力者の側なのだという理解を広げきれていないと述べました。
浦部教授は、国会議員といえども憲法の基本原理を変えるような憲法「改正」を唱えることは公務員の憲法尊重擁護義務(憲法99条)に違反するということも解明されました。また、自民党や民主党が主張するような新しい憲法の制定は憲法の改正を定める憲法96条の手続きではできないということも述べました。……


投稿者 管理者 : 2005年11月04日 00:04

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