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2005年11月07日

立命館アジア太平洋大学、副学長 常勤講師については「雇い止めを行うものである」

立命館アジア太平洋大学(APU)大分地域労働組合APU分会
 ∟●3回目の団体交渉、2005/10/19

第三回団体交渉記録

日時:2005年10月19日(水)午後17時35分~19時45分頃
会場:本部棟3階 第1会議室
出席者: 組合側;13人、大学側;6人
要求事項:常勤講師の雇い止めを撤回すること

経過(議事録がら抜粋)

……(略)……

…私の見解を簡単に3点言う。

一つは先ほど説明にあったが、本学における研究発展の見地から、多様な雇用形態の一部として常勤講師制度を本学は発足させた。このたびの制度の変更により、これまで常勤講師であった先生方とほぼ同じ職種として上級講師を設ける。したがって、本学の常勤講師制度、それから来年度スタートする上級講師制度については、組合が要望されている雇い止めを行うものである。これが一点。だから雇い止めはやめてほしいということについては、残念ながらこの職種についてはそれを制度上実行せざるをえない。

二番目は、(99年の説明会で)組合の言うような継続雇用、三年たっても自動的に継続的な雇用が担保されているかの如き、或いは60歳の定年まで継続雇用がされるかの如き発言を行ったことは一切ないとO先生に確認したことである。

三番目、この間、APU分会がお出しになったHPについて、私も見たが、あらためて問題点を指摘し、交渉の当事者として厳しく抗議したい。それは何かというと、常勤講師に変わる制度として上級講師には、いままでの常勤講師に相当する形で、年間の収入を確保する形の基本給をお出しするということを、7月に説明している。にもかかわらず、HPでは「嘱託講師という場合は」とおっしゃって、常勤講師と比肩するに足らない、その後も取り上げて、40%のカット、ダウンだということをおっしゃって、こういうAPUの雇用形態の変化に対して、あなたがたは、APUはひどい雇用形態を採用しているとおっしゃって、しかも40%もダウンする雇用状態をAPUは提示しているかのごとき表現を行い、その直後にこういうAPUに対して、分会に入りませんかという勧誘のお誘いをしている。私たちは大変強く怒りを感じる。こういう都合のいい、根拠のない、説明することが極めてフェアーにいかない文言については削除されたい。以上三点。それで一、二、三点について組合のほうから答えなさい。

……冒頭の二人のことは実質的に雇い止めというふうに判断せざるを得ないが、副学長も「雇い止め」という文言を今日始めてお使いになった。こういう形でこんなに早く、こういう機会に直面するとは我々は予測していなかったので、我々のほうとすれば、当初の要求実現のために、今後あらゆる方向へ要求実現を目指さなければならない。県民、別府市民の世論に訴えることも含めて、或いは実際にやるかどうかは別として、法廷対策も含めて、検討しなければならないと思っている。こういう時期がこんなに早く来るとは思っていなかったが、飽くまでも話し合いを通じてしか解決、或いは、理解も進まないと思うので、今後精力的にできるだけ話し合いの機会を作っていただきたいと思う。……

投稿者 管理者 : 2005年11月07日 00:01

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