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2005年11月04日

横浜市立大、TOEFL500点による進級制度 制度設計者(伊藤公一氏,布施勉氏)の責任性

公立大学という病:横浜市大時代最後の経験より転載
学問の自由と大学の自治の危機問題
 ∟●横浜市大の進級制度、“TOEFL500点”問題で破綻――制度設計の責任者二名は、“水道局に栄転”で知らん顔 AND 次期“学長候補?” 「公立大学という病」更新雑記(2005.11.2)より補足

05/11/1
 最近、複数の市大の関係者から、TOEFL500点をとらないと3年に進級できないとした新学部での方針が破綻しつつあるとの話を聞いた。まあ、無理もないであろう。TOEFLとTOEICの区別もついていない役人がつくった制度なのだから。
 市大時代の最後の頃に、新学部のカリキュラム作成委員として作業にたずさわらされていたとき、上(現副学長と当時の企画課長)からの方針だとして、TOEFL700点以上でないと進級させないという案が下りてきた。委員一同、唖然とした。600点で米国の一流大学もパスできるといわれるTOEFLで、700点はありえない。これはTOEICの間違いのはずだ。ちゃんと確認してくれと皆が騒いで、次回にはTOEFL500点に訂正されて帰ってきた。市大生なら500点位は大丈夫かなと思っていたのだが、教授会か何かの席で、英語の先生が、「500点だって留年する学生が多数でるだろう」と反対の声をあげていたのも覚えている。
 大学教育や、市大生の水準とかを全く知らない連中が作った案が、中期目標や中期計画として大学に押しつけられる。確か、TOEFL700点をぶちあげた役人は、その後水道局あたりに栄転されたそうだ。奴らは中期目標を達成できなかったとしても責任を問われることもない。大学の教員にその尻ふきをさせればよい位にしか思っていない。なんともお気楽な商売だ。
 現在、市大では学長選考が行われているらしい。ただ誰が候補者になっているのか教員も噂でしかわからないとのことである。大学教育の現場からかけ離れた密室で決められた学長は、現実の世界で起こっていることの責任をとることができるのであろうか。

学問の自由と大学の自治の危機問題より転載

(以下の記述は、本ホームページ管理人による)
【注、および、参考資料】
・制度設計の役人側責任者とは、伊藤公一氏(企画課長、現水道局)である。また、教員側責任者は、布施勉氏(国際文化学部教授、現副学長)である。なお、布施氏はご存知“サイレントマジョリティー3教授”の一人にして、なんと、次期“学長候補”だというウワサである。

欺瞞の象徴「横浜市大公式ホームページ」と事務局によるネットワークシステムの無法乗っ取りを糾弾する―「学術情報センター情報処理教育部会」からの告発と総合理学研究科決議を受けて―(2003.7.3) より抜粋

 ・・・それを,わずか2行の文言で事務局が一挙に手中に収めるという"暴挙"に出たのであるから,これを,"学則無視"・"オレが法律だ"式の事務局の勝手な論理に基づいた"無法乗っ取り"と呼ばずに何と呼べばよいのか.
 その結果,「横浜市大改革」の"真相"が,一般市民から隠蔽されたまま,"真実"からは程遠い大量の"御用情報"として,「公式ホームページ」を通してつぎつぎにタレ流されるという憂うべき事態に到ったのである.
 ちなみに,現在,ネットワークシステムを実質的に牛耳っている中心人物は,"独裁官僚"池田輝政氏直系の "腹心の部下"と目される現総務部次長・企画課長の伊藤公一氏である.・・・

池田輝政総務部長ほかの横浜市官僚
『部外秘資料』が語る,横浜市立大学の"独裁官僚"と似非民主制(2003.1.28)
「プロジェクトR委員会・幹事会」名簿(2003.5.14)
不純な動機:横浜市大“改革”の「ルサンチマン説」
“擦り寄り”の見返り
小川恵一学長とサイレント・マジョリティー3教授
卑屈の塊り、“サイレント・マジョリティー”3教授が記者会見 「神奈川新聞」:《「『市大の今後のあり方懇談会』の答申も、私たちが模索してきた改革方針とほぼ一致している」「改革への賛同者がサイレント(沈黙)のマジョリティー(多数派)であってはならない」》(2003.5.8)


投稿者 管理者 : 2005年11月04日 00:08

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