個別エントリー別

« 東京大学職員組合、声明「2005年度給与改定の決定強行に抗議する」 | メイン | 早稲田大学ビラ捲き不当逮捕事件、当該の青年から感謝の言葉 »

2006年01月06日

守山キャンパス就学権確認訴訟を支援する大学人の会、新春企画「守山の教育とキャンパス移転・譲渡問題を考える集い」

「平安女学院大学びわ湖守山キャンパス就学権確認訴訟を支援する大学人の会」

 守山キャンパスの跡地をめぐっては,平安女学院が同キャンパスの土地、建物を守山市に無償譲渡する代わりに、守山市は誘致時に交付した補助金25億6000万円の返還を免除し(さらに,滋賀県が大学側に出した補助金8億円のうち、6億1747万円の返還も守山市が肩代わりした),その上で守山女子高の立命館守山高への移管と抱き合わせる形で,莫大な資産価値をもつ同キャンパスの土地、建物を学校法人立命館に無償譲渡しました。

 平安女学院のわずか5年でのキャンパス移転,平安女学院・立命館・守山市長の三者間での上記キャンパス跡地処理をめぐる一連のプロセスは,守山女子高校の突然の廃校,守山市民の公的資産の無償横流しなど,学生・生徒への就学権侵害と市民の財産に対する侵害を発生させました。
 この間,同キャンパスの市への返還と立命館への無償譲渡の裏には,立命館から平安女学院への10億円にものぼる財政的支援が行われることが約束され,それが前提になって処理が進められたことなど,非常に不明朗な事実関係も発覚しています。守山市民がつくる団体(「市の財産(守女)を考える会」)は,(1)市から平安女学院への補助金返還の放棄(2)県補助金返還の市による肩代わり(3)キャンパス跡地の無償譲渡は,いずれも合理的理由がなく、これらは一方的に市の財産に損害を与えるものであり,違法であるとして,キャンパス跡地の市への返還,立命館への譲渡差し止めを求める住民監査請求を提出しました。年明けには,市監査委員会から一定の結論が出る予定となっています。

 「就学権確認訴訟を支援する大学人の会」は,こうした動きを受けて,「市の財産(守女)を考える会」および「守山女子高校の存続を求める会」ととにも,3者で共同して,下記の「守山の教育とキャンパス移転・譲渡問題を考える集い」を開催することにしました。この集いでは,「市の財産(守女)を考える会」から住民監査請求に至る事実経過報告とキャンパス譲渡の問題性,また「守山女子高校の存続を求める会」からは,公教育を守る立場から,2006年度からの全県1学区制への移行,そして今回の移管とその手続きをめぐる問題,さらに「就学権確認訴訟を支援する大学人の会」より,大学の公共性という視点から,学生の就学権とキャンパス移転の問題を,それぞれ報告する予定となっています。この集いにおいて,守山キャンパス移転・譲渡問題,公立から私立への全国初の高校移管問題の全貌が明らかになると考えています。

 是非とも多くの方が,この集いにご参加頂けますよう,お願い申し上げます。

●集いのチラシ
http://university.sub.jp/shomei/20060115.pdf

守山の教育とキャンパス移転・譲渡問題を考える集い

 守山の教育に関わる三つの団体は、共同して、「守山の教育とキャンパス移転・譲渡問題」をテーマに集いを開催することとなりました。多くの守山市民の方々、そして教育問題に関心をお持ちの方のご参加を呼びかけます。

◇日 時:2006年1月15日(日)14:00~16:30
◇場 所:守山市駅前コミュニティホール(JR守山駅すぐのセルバ守山3階)
※ 電話:077-514-3765(守山市駅前総合案内所) 
◇主 催:市の財産(守女)を考える会、守山女子高校の存続を求める会、平安女学院大学びわ湖守山キャンパス就学権訴訟を支援する大学人の会
◇参加費:無料

<内容>
お話し : 西村登志男さん(市の財産(守女)を考える会)
      三浦芳樹さん(守山女子高校の存続を求める会)
      碓井敏正さん(就学権訴訟を支援する大学人の会)
参加者による意見交換・交流
※ 司会:細川孝さん(就学権訴訟を支援する大学人の会)

<<問い合わせ先>>
市の財産(守女)を考える会:077-583-8224(西村)
守山女子高校の存続を求める会:077-522-4965
就学権訴訟を支援する大学人の会:075-645-8634(細川)


投稿者 管理者 : 2006年01月06日 00:11

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://university.main.jp/cgi4/mt/mt-tb.cgi/1033

コメント