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2006年01月13日

女性が能力を発揮できる大学に!

神戸大学教職員組合
 ∟●月刊しょききょく1月号(2006.01.11)

女性が能力を発揮できる大学に!
―内閣府が第2次男女共同参画基本計画を作成―

 平成17年12月、内閣府男女共同参画局が、第2次男女共同参画基本計画を作成しました。主なポイントは下記のとおりです。※太字は組合が付しました。
 基本計画では、女性が社会参加できるよういっそうの努力を促すとともに、そのために男性も意識改革するよう求めています。これは女性教員の割合向上について直接言及もあるように、国立大学法人にも強く要請されているものです。神戸大学でも法人化後、激しい変化への対応で仕事量も増える中、積極的な人材登用が必要になっています。有能な女性をきちんと評価し、活躍の場を広げてもらわなければ、立ち行かなくなります。しかしその際、家庭・地域生活を犠牲にしないで済む仕組みがなければなりません。
 大学当局には、男女が協力して仕事と家庭・地域生活を両立しながら、存分に能力を発揮できるよう、基本計画に基づいて具体的な仕組みを作り、十分に機能させる責任があります。私たち教職員組合は、今後も大学当局に男女共同参画の実現を要求していきます。

○政策・方針決定過程への女性の参画の拡大
・2020 年までに、指導的地位に女性が占める割合が少なくとも30%になるよう期待し、各分野の取り組みを推進する。管理職への女性の登用などにつき、施策を進める。
・2010 年までに女性教員の割合を20%に引き上げるという達成目標も踏まえ、各国立大学法人における女性教員の割合向上などの取り組みを要請する。
○女性のチャレンジ支援
・チャレンジしたい女性が、いつでも、どこでも、誰でもチャレンジできるよう、女性のチャレンジ支援策を更に推進する。また、出産・育児後に再チャレンジ(再就職)したい場合の支援策を充実する。
○男女雇用機会均等の推進
・男女雇用機会均等法に基づく行政指導により、男女の均等な機会と待遇の確保の徹底を図る。
・パートタイム労働指針に示されたパートタイム労働者と通常の労働者との均等処遇の考え方を周知する。また、パートタイム労働者等の正社員への転換等、ライフステージに応じて多様な働き方を柔軟に利用できる環境を整備する。
○仕事と家庭・地域生活の両立支援と働き方の見直し
・男性も含めた働き方の見直しを大幅に進め、育児・介護休業を取得しやすく職場復帰しやすい環境の整備、及び育児や家族の介護を行う労働者が働き続けやすい環境の整備を進める。(概ね平成26年度までに育児休業取得率を男性10%、女性80%に)
○女性に対するあらゆる暴力の根絶
・被害者の保護や支援等の施策、また女性に対する暴力を予防するための対策を推進する。
・セクシャルハラスメント防止対策を雇用の場や教育の場において推進する。


投稿者 管理者 : 2006年01月13日 00:00

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