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2006年02月03日

早大教授ら7名、文学部構内での逮捕事件に関する意見

■「意見広告の会」ニュース323

文学部構内での逮捕事件に関する意見

      
早稲田大学文学学術院長 土田健次郎 殿

公開質問状へのご回答ありがとうございました。文学部からは、今回の事件はキャンパスでビラを配っていた人物への不当な弾圧ではなく、その人物が数日前に起こしていた脅迫事件への正当な対応であったという説明がありました。

地下部室撤去に抗議する者のなかには、ビラなどに見られるように教員を個人攻撃するところがないわけではなく、そのことに大きな問題があることは確かです。しかし、彼らはなにか暴力を振るおうとしていたわけではなく、部室問題について話し合いの場を持とうとしていたにすぎないのではないでしょうか。他方、学部あるいは学術院が「不審者」であるとみなせば、その者が構内に入ってビラを配るのをやめさせ、警察に引き渡すこともできるというのは、今後同じような事態が生じたときに踏襲してよい対応であるとは思えません。脅迫の事実を確認するとともに、今回の対応が適切なものであったかどうかについて、文学部として再検討されることを強く望みます。

2006年1月31日

早稲田大学政治経済学術院教授  岡山茂
  同  文学学術院助教授   藤本一勇
  同  法学学術院教授    谷昌親
  同  政治経済学術院教授  齋藤純一
  同  政治経済学術院教授  岩田駿一
  同  政治経済学術院教授  原章二
  同  文学学術院教授    大石雅彦

*編集部注
 本文中の「回答」とは、本ニュース320号で紹介した「学生・教職員の皆さんへ」に当たります。


投稿者 管理者 : 2006年02月03日 00:18

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