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2006年02月22日

埼玉大学の非常勤講師、再度地労委に不当労働行為の救済を申し立てる

埼玉大学ウォッチ
 ∟●埼玉大学の非常勤講師 再度の救済申し立て(2006.2.20)

再度の救済申し立てる
埼玉大学の非常勤講師

国立大学法人埼玉大学(田隅三生学長)で働く非常勤講師が加盟している東京公務公共一般労働組合(垣内芳輝委員長)が申し立てた埼玉大学の不当労働行為をめぐる埼玉県労働委員会の第1回調査が2月17日午前10時から、埼玉県庁第3庁舎4階の委員会室で開かれた。同労組は1月6日、埼玉大学が①平成17年度非常勤講師の大幅賃下げ(約2パーセントから約11パーセント)を撤回し賃金を平成17年4月に遡及して平成15年度の水準に戻すこと②平成18年度以降も実施する予定であるとされる非常勤講師の大量解雇計画を撤回すること③これまでの団交における不誠実な交渉姿勢について申立人および大学・専門学校非常勤講師組合分会組合員に対し誠実に謝罪すること。また今後不誠実な団体交渉を速やかに改め、誠実な交渉姿勢で団体交渉に応じること④埼玉大学は縦1メートル、横2メートルの白紙木板に下記のとおり明瞭に墨書して国立大学法人埼玉大学の正門付近および正面玄関付近であって、県民・教職員およびさいたま市民・学生らが見やすい場所に10日間掲示する、以上の4点を、埼玉県労働委員会が埼玉大学に命じることを申し立てていた。(申立書)(団交記録

埼玉大学で働く非常勤講師が労働委員会に救済を申し立てるのは2004年に続いて2度目。(archives参照

次回の調査は3月27日の予定。関係者の話では、調査は月1回程度のペース1年半程度かかるという。

(編集部 2006.2.21)


投稿者 管理者 : 2006年02月22日 00:12

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