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2006年02月24日

市民運動の死角、野口氏「自殺」放置は法の支配そのものをゆるがす

http://www.geocities.jp/chikushijiro2002/society/shikaku.html

市民運動の死角
野口氏「自殺」放置は法の支配そのものをゆるがす

佐賀地域ポスト 豊島耕一(佐賀大学理工学部)

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ピースデポ総会参加の皆様,こんにちわ.核問題とは別件ですが,以下に提起する件にとって重要な時期と思い,皆様にお訴えすることにしました.このような問題を扱う市民団体やNPOがあればいいのですが,見つけることができないので,いろんなところに問題提起しています.

野口英昭氏が沖縄のカプセルホテルで「自殺した」とされる事件は,文字どおり単なる「事件」と思われているかも知れませんが,決してそうではなく,実は全国民的な緊急課題を提起しているのではないかと思います.つまり,一大権力犯罪の疑惑,そしてメディアによる意図的な情報隠蔽ないし情報「偽装」の疑惑が強いのです.この事件は,また単に「自殺か他殺か」という謎解き問題でもありません.

この事件については,ひと頃のTVによる「報道」の波も過ぎ去り,そしてそれによる「自殺」という印象操作もあって,多くの人はケリがついたと思っておられるかも知れません.しかし報道されたことがらをきちんと見てみると,自殺と断定するのは非常に不自然であることが分かります.にもかかわらず沖縄県警も警察庁も自殺と即断し,メディアがこれに追随している,しかもこれが多くの国民の注視のもとで行われているという事態は,極めて重大だと思います.

もしこの件が,多くの人が疑っているように暴力団関係者による暗殺であり,これを警察が容認し,さらにメディアがこれを隠蔽しているという事態であった場合,「法の支配」というこの社会の根本原則が冒されている,それも衆人環視の下で公然と冒されているということを意味します.警察が治安機関であるのか,それとも暴力団管理機関にすぎないのかという問題,そして,メディアが報道機関であるのか,それとも情報の偽装・隠蔽機関であるのかという問題が,非常にあからさまに,そして緊急のアジェンダとして,全国民の前に提起されていることになります.

この問題を鋭く追及している「世に倦む日日」というブログがありますが,その「沖縄タイムスに訴う -- 現地による現地からの現地の真実解明を」という20日の記事の中に次のように書かれていますが,この問題の本質を端的に表現していると思います.

この事件を安易に自殺で見逃して許してしまえば・・・・日本が昔のフィリピンや中南米諸のような国になることを意味します。
  (末尾に全文.http://critic2.exblog.jp/2803330/ )

これは真の意味での「テロとの戦い」かも知れません.

核問題はじめ憲法,平和など多くの課題が山積していますが,次のような,メディアによる隠蔽に対抗する行動をお願いできないでしょうか.

(1) ウェブサイトやブログを持っておられる方は下記のサイトにリンクを付ける.
(2) メールで紹介する,問題提起する.

また,末尾の文書へ,何らかの形での支持表明をしていただくことも有益かと思います.

ご存じの方も多いと思いますが,上記の「世に倦む日日」に本質を抉る論説が,また「きっこの日記」には野口氏の遺族とのメールのやりとりが出ています.後者は確証はありませんが本物と思われます.また,亡くなった野口氏の奥さんの友人と称するブログが18日にスタートしています.また,「Shirietoku!!」というサイトにはこれまでに報道された事柄が網羅的に整理されています.

世に倦む日日 http://critic2.exblog.jp/
きっこの日記 http://www3.diary.ne.jp/user/338790/
Shirietoku!! これと"野口英昭"で検索すると出てきます.

野口氏の奥さんの友人と称するブログ
    http://mama-chari.cocolog-nifty.com/blog/
    または“mamaのつぶやき”で検索.

私のブログにもいくつか記事を書いています.
 http://blog.so-net.ne.jp/pegasus/

今のところ,有名ブログ“世に倦む日日”から始まった動きであり,一般には知られておらず,また「きっこの日記」の野口氏遺族のメールの信憑性など,情報の不確かさがつきまといます.なんとかこれらを確証していく作業が重要です.しかし権力犯罪の疑惑は濃厚です.

私たちの社会の治安のシステムが危機にさらされているとしたら,しかも,こともあろうに警察自体にその原因があるとしたら,だれも黙ってはいられないでしょう.まして,人間の安全保障に関心を持つ私たちには,この問題に取り組む十二分な理由があると思います.

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 (ブログ「世に倦む日日」から転載)
沖縄タイムスに訴う -- 現地による現地からの現地の真実解明を
http://critic2.exblog.jp/2803330/


投稿者 管理者 : 2006年02月24日 00:02

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