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2006年03月06日

新潟大学、学長候補推薦決定無効確認訴訟 原告を迎えて学習・意見交換会

■「意見広告の会」ニュース329より

新潟大学学長選挙についての学習・意見交換会
  提訴原告、山下威士、新潟大教授をお迎えして

 ご承知の方もおられると思いますが、昨年12月6日、新潟大学学長選考会議は学内の教職員その他の職員を投票資格者とする第二次意向投票で2位であった長谷川彰氏を次期学長候補者とすることを決定しました。しかし、この決定について学内では疑義と抗議の声が起こっています。そして、2005年12月6日、学内7名の教授は学長選考会議による次期学長候補推薦決定の無効確認を求める提訴を新潟地裁に起こしました。また、学長選考会議決定の撤回を求めるアピールには、2月28日現在で学内教員1,145名中451名(39.4%)が署名しています。
 このような提訴・抗議の声が起こった詳しい理由は別紙資料をご覧いただくことにして、かいつまんで言いますと、次の2点です。

1.学内教職員による第二次意向投票と学長選考会議の決定にズレがあるにもかかわらず「学内の混乱を避けるため」と称して、その理由がまったく説明されていないこと。

2.上記の学長選考会議決定は総委員10名の3分の2をかろうじて超える7名の賛成によるものであるが、その中には、第二次意向投票の時点で学長候補辞退の意思を表明した鈴木佳秀氏の意思が無視され、学長候補は学長選考会議委員からはずれるという規定によって、鈴木氏が学長選考会議委員から排除された。かりに鈴木氏が選考会議委員に加わっていれば、長谷川氏を学長候補とするという決定には至らなかった可能性がある。

 新潟大学でのこうした事態はほぼ同様の学長選考規定を持つ他の旧国立大学にも共通する問題であり、今後、他大学でも、これと同様に学内教職員の意思が学長選考機関によって覆されるという事態が起こることが懸念されます。
 そこで、このたび、東京大学職員組合のご協力を得て、学長候補決定の無効確認の訴訟を起こされた原告の中心メンバーである山下威士氏(新潟大学大学院法科研究科長、同大学評議員)をお招きし、別紙のとおり、東京大学本郷キャンパス(経済学研究科棟12階第3共同研究室)で、今回の学長選考の経過、提訴の目的等をお伺いする機会を設けました。
 東京大学内外の方々のご参加を呼びかけます。

○日時:2006年3月13日(月) 午後1時30分~4時30分
○場所:東京大学大学院経済学研究科棟12階 第3共同研究室
 TEL(共同研直通): 03-5841-5574
 地図(赤色の建物の12階です。エレベ-タ-を降りてガラスのドアを入ってすぐ手前の部屋です。)
 http://www.e.u-tokyo.ac.jp/fservice/address/map.j.htm

○プログラム:
学長選の経過と問題点、提訴の意義(仮題)
山下威士氏(新潟大学大学院法学研究科長、同大学評議員)
 山下教授のプロフィール
http://researchers.adm.niigata-u.ac.jp/public/YAMASHITATakeshi_b.html
新潟大学における学長選考の詳しい経過は同大学職員組合のHPに掲載されています。
http://www.ne.jp/asahi/niigata-u/union/>http://www.ne.jp/asahi/niigata-u/union/
質疑・参加者間の意見交換

**お願い**
ご参加には事前連絡が必要です。

 このニュースをご覧になって参加を希望される方は、本ニュースへ、3月11日までにメールでご連絡下さい。また、今後の当ニュースにもご注意下さい。
 3月13日は東大後期日程入学試験日です。入構証は不要ですが、経済学研究科棟への入館には許可が必要ですので、必ず以上のご連絡をお願い致します。


投稿者 管理者 : 2006年03月06日 00:23

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