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2006年05月08日

横浜市立大学、教員評価制度について

横浜市立大学教員組合
 ∟●教員組合週報(2006.5.2)

4月25日団体交渉の概要(速報)

……(中略)……

教員評価制度について――「当初案を廃棄し、自己点検・自己評価の精神に基づく新制度作りを模索中」

「秋以降にボランティア形式で試行」, 処遇への反映はH20年度より「先の話」
第2点に関して、当局は、以前に作った使い勝手が悪い評価制度を抜本的に作り変える作業をしてきて、その内容をほぼ固めつつあり、早ければこの5月にも示せるということを表明しました。そして、「秋から半年かけて一部の人で試行を行ない、次いで来年度以降その範囲を全員に拡大する、それでさらに本格的に行なうということになって、処遇に反映させるのはそれから先の話になる、処遇への反映は労働条件に関わることであるからその際には組合との協議を行なう」という考えを示しました。ただし、試行も全教員を対象に行なうべきだとの意見もあり、まだ決定したわけではない、処遇への反映は業績給(年俸の4割)の最大10パーセントの範囲内といったことを想定しているが、これについても決まっているわけではない、と述べました。
組合側は、評価制度は「制度作り・試行の段階においても処遇とどう関わらせるかということが問題になる」「たとえば評価に不服があるときどうするのか、科目の担当をどう考えるのかなど多くの問題がある」といったことを指摘しました。これに対して、当局側は「皆さんに示すときにはそこを含めて話をさせていただく」として、「自己点検・自己評価のための制度をどう作るかという立場に立って、教員の協力を得ながら制度作りをしていく、そこに関することについては協議をしながら進めていく」ことを確認しました。また、5段階評価による相対評価や、企業における目標達成率何パーセントいうような数値評価や成果主義は、教育研究を行なう大学では考えられないので、「よくやっている」か「普通」か「手を抜いている、あるいは結果的に見劣りする」か、というような評価を考えていると説明しました。……


投稿者 管理者 : 2006年05月08日 00:01

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