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2006年05月29日

「説明通り雇用継続を」 APU元常勤講師 地裁に仮処分申請

■西日本新聞(2006/05/25)

 立命館アジア太平洋大(別府市、APU)が「希望すれば定年まで雇用する」とした採用前の説明に反し契約を打ち切ったとして、三月末に失業した元常勤講師が、地位保全を求める仮処分申請を大分地裁に行ったことが二十四日、分かった。
 同大の常勤講師でつくる「大分地域労働組合APU分会」によると、本年度から講師公募制を導入した同大は昨年、従来の常勤講師に対し「雇用継続を望む場合は新たに講師職に応募する」と通告し、四人が三月末で契約切れとなった。三人は再就職が決まったが一人は失業した。関係者が労使双方に対し、当面の雇用を確保案を示したが大学側が拒否した。
 同大は「事実確認ができておらず、コメントできない」としている。


大分地域労働組合APU分会より
 ∟●5月26日(金)の記者会見に関する報道内容

解雇無効と仮処分申請 元APU講師

大分合同新聞(2006年5月27日)

 立命館アジア太平洋大学(APU、別府市)に勤務していた日本語常勤講師一名が、当初の約束に基づき雇用の継続を求めていたにもかかわらず、解雇されたのは無効と主張し、学校法人立命館を相手に地位保全と賃金などの支払いを求める仮処分を二十六日までに、大分地裁に申し立てた。
 申立書などによると、その常勤講師は二〇〇二年四月から〇六年三月までの任用期間で採用されたが、大学側から「一応任期はあるが、本人が望めば六十歳の定年まで更新ができる。ただし、昇格も昇給もない」と説明を受けたという。しかし大学側は〇五年五月に「任期満了後、本人が望んでも更新しない」と通知したという。
 APUは「常勤講師制度は有期限雇用の制度であり、『定年まで更新できる』と説明したこともない」との見解を示しており、「法廷で大学の見解をあらためて主張したい」としている。

(個人情報を省き、引用ミスを修正した。)

投稿者 管理者 : 2006年05月29日 00:01

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