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2006年06月05日
高等教育研究会第65回定例研究会、近年の大学の管理運営と「ガバナンス論」
第65回定例研究会
近年の大学の管理運営と「ガバナンス論」一昨年、学校法人の管理運営における透明性の確保と民主的な管理運営の実現等によって、私学の公共性を高めることを目的に私立学校法の一部が改正されました。具体的には、責任の所在が理事会・理事長にあることをはじめとする内容でしたが、それを受けて「理事会責任」を強調した「学園ガバナンス」論が盛んに強調されています。
その中には、改正私立学校法の趣旨を逆手にとって、理事会が「最高の意思決定機関」となったかのような誤った理解によるトップダウン体制の強化を容認するキーワードのように扱う状況も見受けられます。そのため、「学園ガバナンス」を論じる際には、社会的公共財である私立大学が「誰のために、どのように」その役割を果たすのかを問うことが極めて重要になってきます。
今回の定例研究会では、大学の管理運営をめぐる問題と「ガバナンス論」について検討を深めたいと考えております。
記
*報告者:瀧澤博三氏 (日本私立大学協会附置私学高等教育研究所主幹)
*日時:6月15日(木) 18:30~
*場所:京都私学会館205
投稿者 管理者 : 2006年06月05日 00:01
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