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2006年06月16日

日本国憲法9条を守り世界に輝かせよう

■えびな9条の会 会報 第1号より

 下関市立大学・元学長の下山房雄先生から「えびな9条の会」会報第1号を送って頂きました。「日本国憲法9条を守り世界に輝かせよう」と題する原稿を下記に掲載致します。

(えびな9条の会 会報 第1号 原稿)   えびな9条の会代表 下山房雄

日本国憲法9条を守り世界に輝かせよう

 海老名隣接の座間市に米第一軍団司令部が本国ワシントン州から移転したり、横須賀に米海軍の原子力空母が配備されるなどの、在日米軍基地再編構想は、いわば本土の沖縄化を目指すものですが、同時に注目されるのは米軍と自衛隊との一体化が眼目になっていることです。東西冷戦終結後、戦争による紛争解決を政策とする世界の唯一覇者の途を選択したアメリカが、アフガン、イラクで泥沼にはまりながら、さらにイランあるいは北朝鮮に先制攻撃をかけるのに必要なのが、9条改憲によって生み出される日本自衛軍の戦闘参加です。9条の欺瞞的解釈で北朝鮮の一千倍=世界第2級の戦力をもつ自衛隊が保持され、国家公務員の半数近くが防衛庁関連ということになってしまいましたが、それでも9条の枠があることで、日本兵が米兵と組んで他国人を戦闘で殺したり、また米兵とともに殺されて白木の箱で帰ってきたりという場面は、戦後60年ありませんでした。
 私はもう73歳ですから、殺したり殺されたりすることはないでしょう。しかし、子供、孫の世代が、そのような状況に追い込まれる9条改憲を座視はできません。海老名の地に根ざして、9条護憲・活憲の活動をしようと改めて決意している次第です。(12.06.06)


投稿者 管理者 : 2006年06月16日 00:01

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