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2006年08月30日

シャルル・スリエ学問分野とL.M.D. 対照的な効果、パリ第8大学の事例

アレゼール日本
 ∟●シャルル・スリエ 学問分野とL.M.D. 対照的な効果:パリ第8大学の事例

シャルル・スリエ 学問分野とL.M.D. 対照的な効果:パリ第8大学の事例

※以下に記載するのは、ARESER INFO no9 所収の標記論文(Charles Soulie, ≪Les disciplines et le L.M.D., effets contrastes : le cas de l’Universite de Paris 8≫, 2004) の全訳である。ヨーロッパ統一学位に向けて3 年Licence, 5 年Master, 8 年Doctorat に再編された大学新課程であるL.M.D. の適用をめぐって、パリ第8大学(ヴァンセンヌ‐サン・ドニ校)でみられた学問分野ごとの対応を紹介している。フランスでも学問分野のみならず、大学によって特色が作り出され、処遇や格差の違いが明瞭になりつつある。そうした各大学の個別事情を、大学界の構造的歴史の中に位置づけて議論する必要性が主張されている。大学に置かれた実情が見えないまま、市場競争を是とするネオリベラル改革がなし崩し的に進行する日本において、この論文から学ぶ点は多いと考える。(訳大前敦巳)

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投稿者 管理者 : 2006年08月30日 00:00

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